2011年8月アーカイブ

{{assign var="epp" value=20}}

つくつくぼうし

| 修正

大合唱始まりました。近所では、ニイニイゼミ~ミンミンゼミ~ツクツクボウシ、の順に現れ、オーシーツクツクと聞こえ出すと、まもなく秋の合図。

代表選挙当日のドサクサに、文科省が土壌汚染地図を発表しました。年内に閉店する銀座のクラブが、800軒!お天気はいいのにな~。早く日本をキレイにしてよ。まもなく本公演の稽古が始まる。

三郎太、京子と再会す!

| 修正

12年前、僕は、藤岡弘氏に、婚約者紺野美沙子さんを寝取られました。「あすか(1999年)」ドラマ上の事だと明かすのが、とっても残念な三角関係です。(京子役)紺野美沙子さんの「朗読座」やっと見れました(聞けました?)。UNDP(国際開発計画)親善大使をはじめ、社会貢献の一端か、たまプラーザ駅施設内のホールでの地域密着企画の第六弾。初めて、公募した一般人と「群読のために」とされた井上ひさし作品「水の手紙」を読む。

途中、スタッフワークで機械的アクシデントがありましたが、仕事や家事の合間の週末稽古で5月から積み重ねた、皆さんの思いの詰まった公演でした。水なしでは生きれない、地球の生物体系を人間が邪魔しているという批判に満ちた、しかも判り易い、井上氏お得意の語り口に満ちた小品を、30人を超える群読チームの真摯さを、繊細に上品にまとめたパフォーマンスでした。ともかく「たまプラーザ駅」の賑わいがスゴイ!駅200メートル内に、生活娯楽ひっくるめて何もかもがあります。

大鹿村騒動記

| 修正

あんなにお元気だったのに…。テレビ「2丁目3番地(1971年)」で初めて拝見して以来、無頼な風で居て、にじみ出る愛嬌と渋みが、只のギラギラ男優でない温か味を感じさせる方でした。

彼が大鹿歌舞伎に惚れ込んで企画されたと聞き、公開前から期待していましたが、プレミア試写会での、ひどくやつれた車椅子姿を見て、直感的に癌を思いました。案の定、伏せられていた病名が、死後明らかにされました。遺作を人込みの中で見たくない…。ロングランも、都市部ではソロソロ終わりそうなこの時期(東京近郊や地方は、この後、続々と公開が始まります)に拝見しました。

豊かな自然に囲まれた大鹿村で、のどかで切なくて、そして滑稽な村人達の様子を、三百年の伝統を誇る村芝居を軸に、ソフトなタッチで見せる。原田氏そのものが全てを包み込んだような、良質な喜劇でした。

天を仰ぎ「…アレ?」と呟く最終カットは、同時に原田芳雄という俳優のラストカットだと思うと、楽しかったという感想に多少苦味が交じるのも、仕方がない…。

料理

| 修正

ツマミ欲しさに作るくらい。が、最近チョコチョコ手作りしてる。何だろう?はじめは時間に余裕があった為、言わば暇つぶし。が、最近気付いた。いいリフレッシュになっている。

DVC00459.jpg美味いもん食べたいのは勿論だが、舌を満足させるのと同じくらい、作る為に調べ、そして材料を揃える、その行為が楽しいようだ。ネット上には、一つのメニューに数え切れないレシピ。調味料にこったものは不採用。常に使う訳でないから、半分以上残して期限切れとなる。プラス、出来るだけ手順が簡単なもの。昨今は、面倒臭がりな女性が増えたお陰で、簡単レシピを山と見付ける事が出来る。


もう一つ、ハマる理由。この間作って美味しかった、のに!再挑戦したら、記憶ほどに感動しない。何故だろう?を繰り返して、少しずつ自分の味が生まれる事が実感され出した。とは言うものの、道楽程度の今が、一番面白いのだろうな。これが義務になったら…。

で、画像は先日挑戦したミートローフ。「レシピの女王」見て俄然作りたくなった。材料は有り物に変えた。まあまあだったんで、嬉しくて載せてみる。

だるまさんがころんだ/燐光群

| 修正

評価の程は聞いておりました。初演から7年、今や10以上の言語に翻訳上演され、本国演劇界で説得力のある演劇賞を総なめな名作。防御と攻撃の終りなきサイクルにハマった「地雷」という発明品にまつわる、人間模様を戯画的に見せた逸品です。僕らとはターゲットが違う、同世代の良い仕事を、やっと見れました。「エンタテイメント」という単語を使う評価もあると聞く。

僕の坐った前席に、おそらく招待客らしい人物が、開幕当初から居眠りで、場面変りの大音響の都度に覚醒なさいますが、中身になると直ぐさまヒキガエルのようなイビキをかく豪胆な方で、劇中何度も蹴り飛ばそうと思いました。確かに終りの見えない複数のシチュエーションの積み重ねは、終りのない「地雷除去」の象徴のようで、「永遠」の極地でした。明らかに世界ターゲットの舞台は、実に新鮮でした。有難うございます。この後、日本各地~グルジア&ドイツと海外公演なさるそうです。終幕の総出演者による「たるまさんがころんだ」尽くしは圧巻です。

オートマタ/演劇企画体ツツガムシ

| 修正

「ぼんち」でご一緒した宴堂(えんどう)裕子ちゃん、「BASARA」で共に闘った蓉崇(ようたかし)くん、が同じ舞台に!DVC00458.jpgこのトライアングル、実は一辺が繋がっていない。つまり、裕子ちゃんと崇くんは、初共演でお互いの事を知らなかったのだ。だから双方から、彼(彼女)とはどういう縁で?という質問を受けた。

常は天然ちゃんの宴堂嬢と、飄々としたイメージの蓉くんが、片や楚々とした娘を透明度高く、片や、キラキラ青年が渋く歳を重ねる様子を丁寧に。上出来!上出来!

上演場所のSPACE雑遊(ざつゆう)は、以前「THEガジラ」の公演を見たが、超緊密な空気を要求する空間で、今夜の舞台も、のっけからブレス一つにもこだわった会話でスタート。「オートマタ」とは自動人形の事で、実在した「トルコ人」と呼ばれたチェスをするからくり人形をモチーフに、それに関わった人々の愛欲に対する執念が丁寧に描かれる。

ツツガムシの母体メンバーが新劇系なので、出演者も俳優座や円の方々が多い。主役マカリスター(父と子の二役)を勤めた、高川裕也氏は無名塾出身。最近、情報量の少ない公演を見る機会が多く、発見やら新しい出会いがあって面白い。

演出の田中壮太郎君による選曲が上品。効果音も練られている。驚きは林竜之助君の脚本。完全オリジナルのようだが、実に行き届いた相関図。僕にとって未開のチームだったので、その新鮮さに目パチクリし過ぎ、冒頭シーンとクライマックスの演出との関連がその場では飲み込めず悔しかった。
DVC00457.jpg

終演後は、崇くん所属事務所社長、赤尾マーサ氏の店「ピッコラピアッツァ」へ。マーサさんお久し振り~!相変わらず美味しゅうございました。土曜の夜の二丁目は、今、スゴイ盛り上がりなんだね。

席が隣だったので、高川氏と無名塾時代の話など伺う。「僕、こう見えていい歳なんです」いやいや、塾時代は毎日十キロ走ったというだけあって、隆々とした肉体、ご立派です。マーサ氏がベタ褒めだった、小飯塚貴世江さん。腹話術人形役を、脅威の身体表現とセンスで演じ切っていた。恐るべし俳優座…。

日大三高

| 修正

母校です。通っていた頃の野球部は長~い低迷期だった。赤坂から図師(町田)への全面移転(1976年)という大事業もあり、ま、正直、学内がガタガタしていた。だからこそ、様々な局面で「人間」の面白さを目の当りに出来、それはそれで有意義な三年間だったと思っている。男子校だったが、併設する中学校共々、今や共学である。

そうそう、卒業生の中で業界なのは、六世尾上菊蔵丈(先輩過ぎるな…)、そして根津甚八氏(引退なさったのは残念…)。根津氏に演劇の道を拓かせた竹内稔先生は、僕も在学中、古文を習った。そして演劇学科への進路変更の相談にも乗って頂いた。「好きな事をやれ」この一言だった。気の進まぬジャンルに進学して自殺した教え子が居たせいだった。その先生も随分以前に他界された。母校へは一度、演劇部(僕の在学中は無かった)が上演する「夕鶴」の着付け指導に行った。その時、松竹衣裳さんを紹介した記憶がある。

そんなこんな…。優勝おめでとう!

日本演出家協会主催の「東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する」という趣旨による「プレイ・リーディング」。ただ読むリーディングより、多少演劇的な動きを加えた形式。

とんでもない戯曲です。チェルノブイリ原発事故を取材した科学記者(ウラジミール・グバリェフ)が、原因は腐敗したシステムだ!と、事故後四ヶ月で暴露した戯曲!東日本大震災から五ヶ月、日本の演劇人は何が出来ているのか?という思いか…。原発事故で、重度の被爆者が運び込まれる放射線安全研究所が舞台。露出した炉心を見てしまった技師、致命的な放射線量と知りつつ、現場で数字を記録し続けた物理学者etc.彼らは証言と書類を残し、次々死んで行く…。経費をケチって中古の計器ばかり調達し、挙句に起きた事故の詳細を隠そうとする国家。

こんな驚きの作品に、ご出演の皆様も驚きのお顔触れ!(以下敬称略させて頂きます)水谷八重子、久野綾希子、新井康弘、岡幸二郎、松田洋治、初風諄、そして、劇団新派の田口守、村岡ミヨ、鈴木章生、その他総勢20名を超える布陣が、流石、翻訳&演出、青井陽治氏の実績!勿論、スタッフ共に皆さんチャリティによるお仕事です。20日(土)まで笹塚ファクトリーにて。

8月15日

| 修正

今日も暑かった。例年より蝉が矢張り少ない。この国って、今、ちゃんと復興してるの?一昨日、書き直していた「聖ひばり御殿」再演本に《完》と記した。が、今も悩んでいる。16年前の初演は、昭和へのノスタルジィと、花組が演劇的に自ら転換しようと試みていた。言えば、のどかだった…。

自然だけでない、世界のシステムがギクシャク言い出した今、少し前とは言え、その「時代」と向き合った作品をどう見せれば良いのか?蝉同様、終戦を考える機会が少ない、いや、それどころでない、のかも知れない。

大野裕明

| 修正

出会いのキッカケは共演。その後、暫く遠距離(静岡~東京)なやり取りの末、懐ろへ飛び込んで来た。ずっと、「演出」という非実働部隊のポジションで隣合せ。これって師弟?

昨年の可児以来かしら、久し振りにサシで飲む。お題は先日のモガらしい。酔いに任せて、或る事柄の御し方を、浅い経験ながらポイントを整理する。最終的には人間、つまり雄雌の有り様だと、回答しながら自分で納得した。俺より随分早く、それに引っ掛かったのだから幸いですよ。しかも、その経験を共有出来る人間が身近に居る(俺!)のだから、お前は恵まれてますよ~だ。

お魚がご所望だったので、魚尽くしに俺は白ワインに徹しました。フランス万歳!

いや~勉強になった。ナチュラル芝居の難しさを思い知りました。客が気付かない細部に至るまでのディテールが、ちゃんとしてればこその説得力がリアリズムの身上なんだ、と改めて。

30代の劇団風プロデュース公演の一つ。大雑把に言えば、小劇場の立場で新劇をやろうとしている印象かな。被災地ボランティアを中心に、ごく同時代な内容。人物に感情移入出来ないのは、プラスマイナス、様々な思いがあるからなのだろう。ともかく目の離せない舞台であった。

藤井びん兄さん、蜂屋さん、更に丁寧に楽日までお勤め下さいませ。あれ、今年何度、駅前劇場に通っているのだろう?うわ、客席には斎藤栄作君!ますます判らん。

送り火

| 修正

放射能に関してお墨付きである被災松の排除…。育ちは東京ですが、京都人の血を引く一人として残念です。一部の人間が、理由の判らない潔癖で、被災地からの鎮魂の思いを踏みにじりました。京都の閉鎖性が改めて暴露されたようで、単純に悲しいです…。

登米裕一君に呼ばれ、アフタートークに参加する。昨年「kisses」で田仁屋と、舞台で生チューをした牧野エミ嬢も加わる。エミさんチラシにも載っていない「愛情出演」なんです。ま、タニマチ金魚の公演が先月晦日まであったのですから、ほんま特別出演です。

崩壊した家族を中心に、「何にもない」町で起こる愛憎。アフタートークで登米君が言っていた通り「不完全である筈の人間」達が、見つかる訳のない(それは不完全だから)答えを探して苦悩する。

幕切れ、「だって、優しくされたら行っちゃうでしょ」と言い放つコウスケ(深貝氏、お久し振りっす)。それを苦笑いでかわす娘のミズキ。それなりの大団円なんだけど、不完全尽くしで言うなら、不完全な人々が、不完全な結末に、不完全な感情を抱きつつ不完全な納得をして行く。

昨年、水郷屋が出た「ログログ」とは、全体の演技テンションが違う。ここらがプロデュースの面白さか。けれども、矢張り20代30代独特の、不用意に走ったり止まったりする感情表現は共通している。演技というより世代が共有する感性なんだね。同業者としてとても興味深い(これ、つまり、ちょっとやってみたいという事)のだが、それだけで済まさないでね、という老婆心もチラホラ。登米君、次に世代ギャップの芝居を作る時は、呼んで下さいよ。

しかし、新百合ヶ丘駅周辺の様変わりは凄いね。高校時代小田急で通学していたのだが、あの頃は山の中だった。30年以上前だけどね…。

東雲烏恋真似琴/新橋演舞場

| 修正

「あけがらすこいのまねごと」モチーフになった浮世草子から発想した外題なのだが、仕上がりを拝見すると、元ネタを匂わしてタイトルを工夫し、集客に繋げる江戸時代と違うから、思い切って新参の新歌舞伎風に「恋人形」て題名はどうかしら?G2氏的には「真似琴」が「マネキン」と読める所に拘ったそうだ。

ディテールは新しいのに、全体としてはちゃんと歌舞伎になってるの。この手の新作は、作家兼演出の方々独自の世界を歌舞伎役者が演じるというやり方、つまりブームに乗った一代、いや同時代の作り捨て風だったりするのだが、再演、しかも顔触れを変えて練り直せば、立派に歌舞伎のレパートリィになるように思う。要は、G2氏がすっかり歌舞伎に寄り添ってるからかな?と言ってベタベタの歌舞伎でもなく、サスペンスやら、不思議な幕切れやら、ちゃんと「新作」になっている。下座もお決まりのようでお決まりでないバランスがいい。正直、花組でやりたいな、と思った次第。

市村萬次郎丈のお弓、ねっとりしているのに、サラッといい感じ。あんなギャグをシャーシャーとやっちゃうのは菊五郎劇団だからかな。小夜人形が突然悪い子ちゃんになるのも愉快。ここらは福助丈の持ち味ですな。

二本目の舞踊「夏 魂まつり」送り火が赤く染まる幕切れに情緒があるな、と思っていたら、今朝の新聞見出しに「送り火中止」とあり仰天したが、「被災松(陸前高田の高田松原の松)使用」が取り止めになったのだそうだ。放射能検査済みで許可の下りた松なのに…。

終演後、同伴した伊予屋と、演出助手を勤めた山田美紀ちゃんと、お稽古秘話などを肴に大いに飲んだ。

東京モダンガールズ/おおのの

| 修正

月刊誌「青鞜(せいとう)」を巡る女達のてんやわんやが描かれる。

劇作家のクセして文学に疎いので、登場する実在人物達のイメージが湧き難く、「青鞜」自体もその詳細を知らず、次々舞台に現れる事柄が、どうも素通り気味で往生した。

「青鞜」で彼女達が主張した事が、もっと具体的に知りたかったかな?「書いた」ものと「した」ことを並べる。しかし、「伊藤野枝」って凄い女だね。演出家のボスと脚本家のボスとで、いろいろ意見を言う。8日(月)まで下北沢シアター711にて上演中!

久し振りに、おーにょ、水郷屋、鳴流屋、とで遅くまで酒を酌み交わし、議論した。

K-BALLET SCHOOL

| 修正

熊川哲也氏率いるKバレエの学校。所謂「お浚い会」つったって半端ないね!開幕前、新宿文化センター玄関にはタクシーの長い列。最寄駅から10分とないのだが、ご見物衆は徒歩ではいらっしゃらない。「何をするのでもお金の掛かる世界だからね…」とは経験者女史の発言。つまり、タクシー使うなんぞ屁でもないのだ。

下は3、4歳~上は還暦(越えてるか?)な皆様が何と250名近く!しかも今宵は恵比寿校のみ。他に小石川校(発表会は2日後)、そして吉祥寺スタジオと今秋開設される横浜スタジオを有する。特に小石川校は、Kバレエカンパニーへの登竜門的役割を担うそうだ。

就学前のグループから小学校辺り、そして中高、シニアグループまで、小品を披露した最後には、Kバレエカンパニーから、男性ソリストらの助っ人を交え、「コッペリア《第3幕》」を、御大熊川氏演出・再振付により、衣裳美術含め完全本番通り(流石に演奏は録音)に丸々上演!DVC00452.jpgしかも全指定席の大入りな客席(1802席)は、途中登退場が禁止!自分の子供を見終わったからって、親達はウロチョロしない。騒ぐ子供はつまみ出すぞ!宣言もあり、何もかもプロ意識満載な会でございました。

客席中程より少し後方には、私含め花組関係者が一列にずらり14、5名。

実は、元花組芝居、気象予報士の第一人者、木原実氏の愛娘「実優(みゆ)」ちゃん(お玉は何を意味してるのかしらん?)が「Upper A(恵比寿校では一番上級クラスらしい)」に所属をしているのだが、この9月に上海へバレエ留学(おめでとう!)するので、古巣のスクールでは最後の舞台という事で、お祝いも含め、終演後は彼女を囲み、お友達も加わり30人程のパーティと相なった次第でした。

追加一名!

| 修正

精進落しには加わらなかったのですが、納骨にはもう一人、30代の又従兄弟が来ていました。初対面かな?子供時分に会ってるかな?向こうから名乗ってくれたんで、又従兄弟だと判明。「またいとこ会」なんか催したら、半分は親同伴で大騒ぎになりそうだな(笑)。それより僕は、総数を知らない…。

続・京都

| 修正

4月下旬、母方の叔父が亡くなった。百ケ日の納骨に30人を超える親族が集う。誰もが認める雨男だった叔父なのに、時より刺すような陽光に蝉が鳴く。皆、汗だく。

幼少から病弱で神経質だったが、実にひょうきんな人物だった。小学校の頃は、毎夏、父と母の実家それぞれにご厄介になっていた(両親とも京都出身)。その両祖父母も今はなく、父の実家は駐車場になり、そして叔父が居なくなった…。

DVC00450.jpg京都では、お骨は全部拾わず、しかも骨壷は寺へ返します。つまり、主要部位だけを麻袋に入れ納骨するのです。


精進落しはイタリアン。叔父お気に入りの店で、叔父お気に入りのメニューを頂く。かつてイタリアで味わった美味さと、同じ味を出すというのが贔屓の理由だったと聞く。僕は初来店だったが、小食で薄味好みの叔父を思い出した。

父を含め、叔父の兄弟&いとこ達が、酒好き揃いで実にパワフル。僕はその下「またいとこ」グループなのだが、グループ内は随分年下ばかり、乳飲み子も居るので、50を過ぎてもお子供衆な感じ。実際、僕らの代の参列者は、遺児姉弟と従姉妹が一人、計4名のみ。

プラス著しく異業種だし、更に東京と京都の隔たりもあり、親族の冠婚葬祭に加わる事は滅多になかったので、皆さんから「いや珍しい、ユキカズ君。何年振りやろ?」

久し振りなので京の土産物を購入。帰路の友に、京都某名店の鯖寿司を食す。鯖は往時の半分の薄さ。…明らかに味が落ちている。矢張り、全国区を狙い普及版になると質が落ちる。芝居も同じ。献杯。

{{capture assign="count"}}18{{/capture}} {{if $count > $epp}} {{if $smarty.request.offset > 0}} « < 前の{{$epp}}件 {{else}} « < 前の{{$epp}}件 {{/if}} | {{math equation="(x-1)/y+1" x=$count y=$epp assign="numloop"}}{{section name=npage loop=$numloop}} {{if $smarty.request.offset+1 < ($smarty.section.npage.index+1)*$epp && $smarty.request.offset+1 > $smarty.section.npage.index*$epp }} {{$smarty.section.npage.index+1}}{{/if}}{{/section}}/{{math equation="floor((x-1)/y+1)" x=$count y=$epp}}page | {{if $smarty.request.offset < $count-$epp}} 次の{{$epp}}件 > » {{else}} 次の{{$epp}}件 > » {{/if}} {{/if}}