2014年7月アーカイブ

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マクベス/苦楽

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「苦」が先なのは、苦しみがあればこそ「楽」の効果抜群て事ね。

確かに、う~む、な気持ちが続いた後、出来た!とか、解決した!とか、何かが開けた時の嬉しさは、騙されたようでいて正直嬉しい。

マクベスの現場も、登り来た山の大きさに驚嘆したが、越せるかも知れないとの光明が見えつつあり、まだ油断は出来んが、残りの日数を考えると、その「苦楽」の、いい塩梅な「苦」を味わっているようだ。

芝居作り

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先日の日誌で頂戴したコメントへのコメントで、創作現場でのストレスが減っていると書き込んだが、芝居そのものを作る作業は、以前に増して楽しくなっているけれども、人間の有り様に取材して、生身と生身が向き合って作る因果で、人間という不可思議と対峙せざるを得ない、その厄介だけは避けられないものです。

例えば、いい役者なんだけど、たまに何でそんな対応するんだろう?面倒臭い奴だな、と呆れるが、次の瞬間いい芝居したりする。すると演出家としては嬉しくなって、直前の不愉快は帳消しになる。役者には、いい芝居をお客様に見せて欲しいし、そう見せるのも演出家の仕事だからね、どうにかしようとします。

そのマイナスを超えるプラスが続けば良いのです、続けば。

マクベス/松屋精肉店

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地元に詳しいスタッフが教えてくれた、都電荒川線「新庚申塚駅」近くの肉屋さん。


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惣菜も扱っていて、中でも評判なのは揚げ物、注文受けてから揚げる数々の値段をご覧あれ!



「恐怖時代」以来、「にしすがも創造舎」での稽古は経験として珍しいので、地元の味を皆で堪能しました。

マクベス/第二ステージ

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DVC00326 (9).JPG仕上げに向けての第二期稽古。演技、スタッフワーク、を細かくチェックしてます。


演出の主たるプランに沿って、何がベストかをもう一度考える、カーッと熱く創り上げた原型を、頭を少し冷やして、四方からグルリ見直すのです。


あ、これ、今回重要な小道具の一つ。これが後、?個あります。


6人の野郎ども、ついて来いよ!

GIGANT/コンドルズ

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おバカでお洒落、大雑把でカッコいい、いつものコンドルズだが、「せたがやこどもプロジェクト」の一環だそうで、プロローグに出演した子供達がパパママと並んで本編を見るという環境で、おじさん達の一挙手一投足漏れなくに反応する。


ようやく集団が醸し出す個性の訳が判って来たように思う。こういう顔触れを集めたセンスに脱帽!


DVC00302 (13).JPG実は、コンドルズの舞台が、現在稽古中の「マクベス」の発想に役立っている。ここ数年のコンドルズさん達との関わりがあったからこそ、敬遠勝ちなシェイクスピア劇演出をお引き受けしたと言って良い。ご依頼を受け、即座に「男どものダンス」をイメージした。


そしてこの二人が共演する事になったのである(観劇後の居酒屋にて)

掛け持ちするにも程がある!状態(初日が4日違い)ながら、一方の公演稽古に顔を出す。

主宰する「LEMONLIVE」では、季蛙屋や咲酒屋がお世話になった、脚本&演出の斎藤栄作くん。日芸という同じ学校出のせいか、ダメ出しの内容で、演技に対する姿勢が一致していて嬉しい。

揃えも揃えたり、個性的な俳優陣が愉快。

関わる舞台が9本という考えられない公演数の一年でも、この夏が立て込みのピーク。無事に過ぎる事を祈る…。

マクベス/初通し

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曲を決めたばかりで振付が一部仕上がっていない箇所もあるが、ともかく芝居は繋がったという事で通してみた。


いろいろ課題はあるが、ともかくも狙い通りの方向に向かっているので、ホッとした。


DVC00150 (45).JPG出来ちゃうもんですね、6人でマクベス!!原文に縛られない企画だから、古典作品らしいデコボコを整理させて貰ったんで、随分ダンスシーンを挿入したにも関わらず、いい塩梅の上演時間になりそう。


大汗かいた3人組を引き連れ、開幕したばかりの「あやめ十八番」の舞台へ!落雷で電車が止まりハラハラしたし、土砂降りにもやられたが、余裕で劇場に到着し、観劇後の飲み会も楽しかったし、90点な1日でした。

俺が集団創作を始め、数年たって経験した事を、今、水郷屋は経験している。

俺の時は、諸々を指摘してくれる大先輩(古典と前衛にも通じた、しかも実践可能な学者だった)が居た、痛烈だった。どうやら俺「路線」を狙う水郷屋に、お門違いだが、今宵だけ同じ関係になろうと思った。

彼が今作品で目標としている事が実現しているかどうか?という評価基準で言えば、優れた作品だった事は確か!だが!という将来的な感想で、言わば敢えて言ったさ。

終演後の飲み会に参加させて貰い感じたのは、いいメンバーだね。若者のちゃらちゃら感なく、皆が真摯なのは、流石水郷屋座長の人柄&躾の賜物だろう。

通夜

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「お座敷遊びした事ないの?経験してみる?」

我々が泉鏡花の日本橋を劇化すると聞き付け、その以前から親しくさせて頂いている落語家、鈴々舎馬桜師から突然の提案。

「でもお金ないですよ」「大丈夫、大丈夫。お旦那いるから」

そして、間も無く向島「千代田」で宴席を設けてくれた「お旦那」が、江川康人氏で、初対面だった。当時からお座敷遊びでもカラオケが主流な中、折角だからと、昔ながらの芸者さんの芸とお遊びに終始。生演奏の踊りは勿論、大鼓と小鼓を一人で打つベテラン芸者、「金毘羅船々」、「とらとら」もやったかな?

江川氏の素性を存じ上げなかったので、芸者の踊り&三味線に合わせて太鼓まで披露する彼が、シャンソン歌手と聞いた時は驚いた。

それから5年後、源氏物語第一帖「桐壷」を題材にし、全編に生演奏(ピアノ/芹田直彦氏 、ドラム/長倉徹氏、ベース/山口じゅん氏)によるシャンソンを散りばめた「シャンソマニア(2003年)」では、企画から歌唱指導の上に、劇中のプチコンサートまでたっぷりとお世話になった。

その舞台が好評だったもので、その後、江川氏が企画した、シャンソン歌手達の芝居仕立てのコンサートの演出もさせて頂いた。

移転して2年、新宿3丁目のシャンソニエ「新巴里」で久し振りにお会いした7月13日、「日本舞踊とシャンソンのコラボ公演を企画しているから、是非相談に乗ってよ」と、昔に変わらぬ愛嬌のあるお顔で声を掛けてくれた。

その5日後、彼は突然居なくなった…。前日の夜、彼と打合せをしていた、タップチップス企画(蓉崇くん所属)の赤尾マーサ氏が、「人生何があるか判らないから、その時その時をちゃんと生きないとダメだって、教えてくれたね」

全くだ…。

1984年2月、新宿三丁目にあった旧「タイニィアリス」で初演された。花組芝居が出来る3年前である。

僕も水下きよしも、善人会議(現・扉座)が置かれた状況を知っていたので、彼らの頑張りが眩しかった。

そのまま埋もれた同作品を、2010年7月に水下が、自らtが立ち上げたユニット「BroBon企画(朱の盤坊が歌う♪ボロボン、ボロボン、に由る)」で取り上げた。それを見た横内謙介氏は一言「(内容を)忘れてた」(笑)。

1月に急逝した水下の追悼として、初めて横内君の本を演出します。ご予約はこちら

今年は、新たなジャンルが目白押しな自分です。

なぜ?

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丁度一週間前に「またよろしく!」と別れた方の訃報に接した。

「江川康人」氏。2003年「シャンソマニア」では、企画から稽古&本番まで、ずっとお世話になった、江戸っ子歌手…。

先日伺った『五つの万華鏡』、「マクベス」稽古中の蓉崇君や、森田順平氏が歌を披露する、そのライブの会場「新巴里」が、江川氏の店だった。今年から来年に掛けて日本舞踊とシャンソンのコラボが予定されていて、あの時も「相談に乗ってよ」と言われたばかりだった。

水やんと言い、身近な、似たような夢や希望を持った人物、しかも同世代が逝くのは、志半ばな彼らの無念さを思うと、正直おろおろする…。

脚本の量からすると大体3分の2くらいの進み具合。たった6人で場面々々を組立てて行かなければならないので、いつもより時間を要するようで…。


先日のコースター急降下はそれなりにショックで、尾を引くだろうな…と思っていた。作るのに集中した稽古。そろそろ幕開きから確認してみようか?と、出来た所までの半通しを決行!


勿論、まだまだやり残した事も発見したのだが、期待してなかったのに、キラキラした演技を見られた事に大感動!いきなりな急上昇を目にして、諦めちゃダメだと反省した次第。


DVC00302 (12).JPGその前後、いつもお世話になっているご贔屓様が、スタッフも交えた慰労会を催して下さった。こじんまりした店だったが、この海鮮のてんこ盛りを見よ!嬉しくって飲み過ぎちゃって、睡魔に負け帰宅の電車を久し振りに乗り過ごした(笑)。


美味しいものを飲み食いするのも生き甲斐だが、がっかりする事があっても、未完成ながらいい芝居を見る至福は何物にも代え難い!明日からもよろしくな。


こうした人生のジェットコース―ター、2回で終わらなかった。


DVC00150 (44).JPG突然、PCが開かなくなって大慌て!事務所PCの管理やらメンテやらをお手伝いして頂いているH氏の携帯に、悲鳴に近い助けを乞う。たまたま仕事と仕事の間、数時間の空き最中だというので、わざわざな出張修理が叶い、感涙のPC復帰がなされ、3つ目のジェットコースターは目出度く半日で解決された。


禍福の行き来が最近早い。人生も後半に入った証拠なんだろうか?あ~あ、俺は運がいいやら悪いやら…。

今日一日

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久し振りにジェットコースターだったなア…。何でこんなものに頼ってたんだろう。スッカリ景色が変わる感覚。面白いね、人生って。明日からも頑張ろう、と更にハイボールをシュパッ!

五つの万華鏡/新巴里

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メンバーが面白い。

俳優、声優、そして歌手(「ウルトラマンタロウ」の主題曲♪タロウが戦う~)の福沢良一氏。

只今ブレイク中!森田順平氏。

歌手、俳優、そして料理研究家、Jミュージカル(日本人を題材にした日本人の為のミュージカル)が売り文句の劇団「三ツ星キッチン」のメンバーでもあるKAZZ氏。

タップチップス企画所属の新人、アメリカで優勝したチアリーディングチーム(早稲田大学)の元代表の麻宮良太君。

ア~ンド、同じくタップチップス企画所属、中国武術の名家42代目の蓉崇同志!

彼らが、シャンソン、JAZZ、カンツォーネを歌いつつ、朗読するというユニークなライブ!(制作=赤尾マーサ氏/タップチップス企画)

他のお三人はご本職だが、蓉君と、親族ながら、順平氏が歌うのを初めて見た。ちょっとドキドキした(微笑)。

会場の「新巴里」は、かつて「シャンソマニア」でお世話になった江川康人氏のお店だと知らず、久し振りの再会に驚いた。お元気そうで何よりでした。

多くの生徒を抱える横尾瑠尉君指導で、稽古前のウォーミングアップを30分近く。


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ダンス場面沢山で、それに対応した身体作りには不可欠なんで。6人きりでシェイクスピアを演じる楽しさと大変さ、細かく模索しながらの進行だから、なかなかズンズン先へ!とはならないが、通常より稽古日数が多いので、地道に行きましょう。


DVC00327 (5).JPG休日前という事で、数人と、餃子が名物という中華へ。


「壺餃子」巾着状の頭頂部に箸で穴を開け、スープを流し込む。更にお好みで具沢山のラー油を突っ込んで頂く。美味~い!


DVC00326 (8).JPG中華風豚の角煮、貝柱のクリーム煮など。

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紹興酒用のグラスがコカ・コーラ!


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家族連れで賑わう、週末の「華興(かこう)」からのレポートでした。

志村けん一座第9回公演に「いしのようこ」嬢ご出演とあり、沢田氏を筆頭に「悪名」チーム、久し振りに集結して客席にズラリと相なりました。

第一幕は、TVでお馴染みのコントシリーズが並ぶ。一つ目「バカ殿様」の装置が豪華!定番キャラ「ひとみさん」と肥後克広氏(ダチョウ倶楽部)とのやり取りが、過不足なく進む。いしの嬢がいきなりセーラー服で登場したのには笑った。志村氏が培って来た厚みを堪能した一幕でした。

ガラリとイメージの違う第二幕は、冒頭、オーソドックスなギャグで前後を挟むが、中身の津軽三味線演奏(勿論、志村氏)が本格的で驚いた。

次は目玉の松竹新喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」。旗揚げ以来、藤山寛美氏の当たり役を次々演じているらしい。

ラサール石井氏の潤色とあるので、志村流に仕上がっているのだろうとの予想を、見事裏切ってくれた。志村氏の寛美写しが超巧みで、喜劇で学んだ俳優は、やっぱり地の芝居も上手いんだなと感嘆頻り。

そればかりか、野添義弘氏が、懐かしい伴心平氏張りに、志村氏の突っ込みに答え、坂本あきら氏や種子丈など、脇役陣も新喜劇そのままの味があり、この一座の奥深さに恐れ入った。

新宿 古月(こげつ)

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お呼ばれで初体験。会席中国料理で名高い、池之端「古月」の新宿店だったものが、正式に暖簾分けしたそうだ。


中華と聞いていたので、ここの所の飲み疲れに、頑張って食べようとの覚悟が見事に外れた。薬膳だったのです。特に「夏の食養生」をテーマに、「脾」の機能を回復させる事を目標とするコース。


DVC00339 (4).JPG上品な小皿に小分けにされた前菜から、中間色の色味が正に「会席」!とうもろこしの寄せ豆腐の甘さとのバランスが絶妙な蒸し魚。名物小冬瓜のスープが、味も食感も優しい。甘酸っぱい干し梅と紹興酒で煮込んだ黒豚のスペアリブが、濃厚で爽やか。お勧め、四川マーラー豆腐(山椒たっぷりの麻婆豆腐)が渋くて奥深く、ご飯もぺろり。デザートは、ココナッツソースに浸った西瓜ゼリーをチョイス。この組み合わせ初めて!


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一煎目、二煎目、三煎目、と味が変わる岩茶が腹を落ち着かせる。


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台風間近の風に煽られる、新宿御苑の木々を見ながら、贅沢な時間を過ごしました。御馳走様でございました。

DVC00312 (6).JPG振付が始まりました。


拓朗くんは、今注目の振り付けられちゃうダンサー!「おーの(大野)ワークス(?)」のコネで、コンドルズさんから派遣して頂きました。


センスは抜群にいいなア。ちゃんと役者の感性で踊れる振りにしてくれてるし…。お互いのスケジュールの影響もあるのだが、仕上げは後日として、一曲二時間のペースで組み立てて行くのは如何にも早い。


畑違いの野郎どもが食らい付いて行く様子が微笑ましい。ほっといても団結するらしく、早速昨夜は6人で飲みに行ったらしい。

子供の集中力の限界を考えて、尺をギューッと圧縮。通常の花組芝居公演での頁数の六割かな?

それでも手強いシェイクスピア!突き詰め出すと、英語の原文へ遡る必要も出て来ちゃう。

韻律の美しさに頼れず、意味内容でしか伝えられない日本語上演の困難さ、イメージと会話の綱引き、場面の中に沙翁氏が仕組んだ構成の上手さとか、解明しつつの作業は、我ながら細か過ぎて彼らは閉口だろうが、正直楽しい(微笑)。

マクベス/黒揚羽

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昨日辺りから、初夏の緑が濃い影を作る、稽古場(マクベス)の窓の向こうをフラフラ。特に今日は、此方へ入りたそうにガラスを伝い、叩くが如く、頻りに飛んでいた。

子供の頃、青々とした竹林に遊ぶ黒揚羽の、清涼さと不気味さ(蝶には仏や魂の運び屋的イメージがある)を、実に印象深く思っていて、芝居の際、あの世とこの世が行き来する場面で、幾度か黒揚羽を差し金で飛ばしたりしていた。

今日目撃した黒揚羽の、意志有り気な動きに、今年経験したあれやこれやを思い出す…。

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