終わっちゃう!
何年も前から「いつかお願いしたい」と孫三郎氏から聞かされていた。いよいよ頂戴したご依頼が何と「380周年第一弾」!、そして岡本綺堂の半七捕物帳「人形使い」、また驚くべきお兄様田中純氏の特別出演!
刺激的な要素揃いで、その場で大体の方針が浮かんでしまった。後はそれに沿っての組立て、初めての外部への書下ろしなんでそれなりの緊張はあったが、執筆の作業は楽しかった。
原作の劇中劇は「優曇華浮木亀山(うどんげうききのかめやま)」、所謂亀山の仇討なんだが、お得意である女形が活躍するものが良い、と調べていたら、桜田門外の変の時、市村座で上演されていたのが「加賀見山再岩藤」だったと知り、お向かいの結城座で「鏡山旧錦絵」を上演している事にした(記録が残ってないから都合が良かった)。
勿論、集団創作の現場だから、準備と稽古の間、何事も無かった訳ではないが、それは生みの苦しみであり、今となってはいい経験だったと振り返る事が出来る。というより、お陰様で好評を頂いているようで、終り良ければ!なのかな?兎も角ホッとしている。
昨夜は1日早い打上げ。スタッフ、そしてアンサンブルを担って頂いた塾生の皆さん、勢揃いの宴席。
飲み足らず二軒目は、劇場入りの時から「FISH&WINE」の冠が気になっていた、楽屋口のお向かいある「ブルーオーシャングリル」!
カボチャとクルミのパテ、魚のアクアパッツァ、ホタルイカと空豆の炒めetc.魚がメインなんでワインも白の方が種類が多い。メタリックですっきりした店内には白衣のシェフが7、8人かな、席数に比べると多い印象。その為かオーダーが随分早く届くんで、テーブルに料理一杯!が好きな自分には嬉しい!
あ~あ、もう千穐楽
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