昨日辺りから、初夏の緑が濃い影を作る、稽古場(マクベス)の窓の向こうをフラフラ。特に今日は、此方へ入りたそうにガラスを伝い、叩くが如く、頻りに飛んでいた。
子供の頃、青々とした竹林に遊ぶ黒揚羽の、清涼さと不気味さ(蝶には仏や魂の運び屋的イメージがある)を、実に印象深く思っていて、芝居の際、あの世とこの世が行き来する場面で、幾度か黒揚羽を差し金で飛ばしたりしていた。
今日目撃した黒揚羽の、意志有り気な動きに、今年経験したあれやこれやを思い出す 。
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