ほとんど強制的に参加させられたが、まだ良く判らん 。
2014年10月アーカイブ
{{assign var="epp" value=20}}その内、その内、と後回しにしていたが、ついに機種変。
何が、この行動を押し留めていたかというと、「ご契約のご確認ですが 」の後に繰り出される、弁舌滑らかな説明が右の耳から左の耳へ抜け、巧妙な詐欺にあったような後味の悪い、過去の記憶がいけない。それに加えての長時間!
案の定な待たされプラス、受付番号の呼び出しに直ぐ反応しなかった為(呼ばれたような気がして、キョロキョロしたが、店員は誰も反応しない。後で様子を見ると、明らかに声量が低く、控え場所全体に響いていない。あれじゃ聞き逃すよ)、先を越されるという目に会う。これ以上対応が悪ければ、「会社変えるぞッ!」と捨て台詞を残して飛び出す所だった。
どうにか契約を済ませたが、いざ操作となると、電話を掛けるにも、メールを送るにも、一体何処触るんじゃい?
みんな、ここを通過して来たんですね
。
能五番立てを丸々現代劇に取り込むという贅沢さ。時空の境目や、細かい辻褄お構いなく、ロールプレイングゲームのような目まぐるしい進行に、ゲーム嫌いなオジサンは目を白黒!んで、最後は、例のイデオロギー違いの国家間の課題に集約して行く。ぶちまけられた玩具が、廃棄も含めてアッと言う間に片付いてしまう不思議な爽快感に、終演後暫し茫然 。
「近未来能」とは、さても名付けたりな、青木豪さん。高橋正徳さんの演出は、冷めた視線にほんわかな感触がある。
秋之桜子ならぬ山像かおり丈の鍼灸師が、銀座アスターちゃんで愉快。
終演後、サザンシアターの直ぐお隣、「悪名」の時も通った行き付け、鹿児島料理「かのや」へ!
石田圭佑氏、瓜生和成君、西瓜糖「じゃのめ」出演者、矢野陽子さん、山崎亮君、とまあ周辺の方々ばかりと思いきや、山の手事情社の山本芳郎君が!!な、何故???
実は石田氏や山像丈と飲み友達らしく、随分前からお互いの芝居を見合っているとか。山本君、初めて会った19年前と、雰囲気も体型もちっとも変わらないね。
宴席の片隅で、山像丈にちょっとだけ「秋之桜子」女史に変身して貰い、『夢邪想』第二稿台本に関してペチャクチャ。28日から稽古というこの時期に、結局第三稿をお願いするという鬼プロデューサーと化したのでありました(笑)。
生命保険契約の仲介をするのが「募集人」、所謂「保険のおばちゃん(勿論、若い方も男性もいらっしゃる)」で、仲介する保険は様々で、会社も違います。保険会社として、沢山仲介してくれる募集人は有難いパートナーで、全国津々浦々の内、成績優秀な募集人は慰労したい。
そんな表彰やら食事やら大接待の大イベント中、募集人の方々が経験した御苦労の実話を、リーディングで披露するというコーナーに出演して参りました。
同業者の苦労話に会場は、毎回涙々な企画なんだそうです。「募集人」役を仰せつかり、専門用語の洪水で難儀致しました。
で、関係者をこれ又慰労という事で、大阪福島天満宮近くのおでん屋「花くじら」へ!開店から閉店まで、常時10人待ちな繁盛店。
噂に聞いた「春菊」を食す。鍋へはぶっ込まず、別途に湯がき、頃合いの皿に、とろろたっぷりの上に柚子、これにおでんの汁を掛ける。この4者の相性が抜群!
他に「ねぎ袋」。九条ネギと生姜がパンパンに詰まった逸品。店名と同じ「花くじら」は鯨の皮酢味噌和え。
美味い!安い!
宿泊先の朝食なんかもこれさ。やっぱり食い倒れの街でした。
やっぱり荷造りが苦手。心配性だから、あれも必要かも?これもなくちゃ!仕事でなく遊びだとしても、出掛けてしまうまでの不安感が、ま、面倒臭い。
でも何が好きって、コンビニで買い込んだものを、何もかもがコンパクトに納まったホテルの一室で飲み食い。海外でもやってたなア
。わびしいようで豊かな時間を堪能しております。
小名浜が舞台。3LDKさんは、主宰の佐藤秀一君がいわき市出身なんで、震災で団体自体様々な影響を受けたそうだ。
ぐちゃぐちゃの恋愛ドラマの向こう側に、震災で蒙った人間関係のギクシャクがあり、身につまされる。農業高校の職員室で翻弄され捲くる副担任に感情移入は出来ないが、鳴流屋を含む高校生達のガチ口喧嘩はゾっとする。
前半部のやり取りが冗漫なのは、今の流行なのかしら?その分、後半の盛り上げが効くんだけどね 。しかし、女性達がことごとく男を拒否するのにビックリ!
個性豊かな出演者の中で、BoroBon企画で度々お世話になった、上田裕之君(3LDK)の獣医が巧みで、すこぶる好印象!
佐藤君と上田君、頑張ってくれ給え!
珍しいお顔触れに交じり、珍しいお役を頂戴している。一般に公開されないのが残念だが、「夢邪想」稽古直前に、2、3日東京を離れるというのも珍しいかな。
それにしても、いつまでも「演じる」事の難しさよ。
千穐楽がスケジュールのピンポイントになってしまい、済まん。
巧みな構成と筋立てで、後半特に引き込まれる。見せる箇所と見せない箇所のセンスがグッド!幕開き、主役の語りから始まるが、あれを会話の中に取り込めないかしら?他愛無い会話って実はハードル高い。
蜂屋さん、忘れた頃に出て来ると聞いたが、随分美味しいお役でした。
俳協の「TACCS1179」はお初。手頃なサイズで縦横のバランスが良い。可動式の客席階段が凄い!実は客席下手奥に扉があり、花道の取り付けが可能なのも珍しい。
終演後、新目白通りの上海料理を食す。あっさり味で嬉しい。
親族の森田浩平氏とオシベス(マクベスを演じた押田健史君)の双方向から誘われたら、行かずばなるまいて(笑)。
細かい所に拘らない大らかな脚本、奇をてらわない演出、明解な演技。カーテンコールの合唱がキレイな分、本編にも歌や踊りが欲しくなるが、完全ご法度で、生演奏のピアノがドラマを彩っている。ナチスを題材し悲劇で、大入り満杯の客席あちこちが泣いていた。
「ウッディシアター中目黒」は二度目で、夜の中目黒銀座って、骨董的な店と今時の店が混沌と並んでいて楽しい!魚が食いたくって「鰓呼吸」えらこきゅう、というエライ名の店を選択し、浩平氏とオッシーと乾杯!
「剃刀」の夫婦役で、あの現場をやり遂げた仲間の、早過ぎる別れ。劇場で会うと必ず見せてくれた笑顔。数年前から闘病中だったそうだ。千田是也氏の孫、栗山民也氏の妻、そんなイメージを欠片も見せない爛漫さと、あの綺麗な白肌が思い出になってしまうなんて 。
立て続けの芝居見物に、突然舞い込んだイベントの稽古が加わり、流石にここ数日疲れ気味。思い切ってデスクワークに絞ってみる。
気付けば、10日余りで「夢邪想」の稽古も始まるし、演出家として考えなきゃいけない事が、随分ある!と少し焦る。が、良好な季節が幸いして、心地良く「思考の日」を過ごして居る。
初潜入「紀尾井ホール」。外観から内部、この高級感は何だ!今回足を踏み入れた小ホールは邦楽用。洋楽用のホールは、ウィーンの楽友協会(シューボックス型)を模しているそうだ。
勝四郎氏は崇光と名乗っていらした頃から、僕が演出した花組芝居(かぶき座の怪人、ゴクネコ)や帝国劇場(西鶴一代女)、新橋演舞場(花たち女たち)、東宝芸能(OINARI)なとで楽曲を提供して頂いている。僕の生前葬で披露した舞踊「天花和魂(ゆきのにこたま)」も、勝四郎氏の作曲。
最近は、歌舞伎座で大物舞踊の立唄を、次々勤めておられる。来月は染五郎丈初役の弁慶(勧進帳)の立て!演奏の合間に染五郎君からのビデオレターが流された。
「三代目杵屋正治郎の世界」が副題。幕末から明治に掛けて活躍した方で、土蜘、鏡獅子、紅葉狩、の作曲で有名。で、本日の目玉「土蜘」。幕開き幕切れの片シャギリこそないが、唄方の皆さんが台詞も分担なさっていてタップリ!
台風19号の接近で、これも目玉だったらしい勝四郎氏のトークが端折られたのが残念だったが、満員の客席と共に豊かな気分を味わえた。
作・演出、石山英憲君(Theartre劇団子)のお気に入り作品の3演目との事。
驚く程達者な出演者の中で、坊屋(二瓶拓也)も頑張っていた。
随分ダークな要素が含まれているのだが、ベタな田舎言葉や、30過ぎの男女が高校生を演じるという距離感、そして優しい演出家の目が、ホンワカ共感の持てる世界に仕上がっている。冒頭や最終シーンに、脚本や演出面での難点があるが、全体に細やかでチームワークの良さが際立つ。アフタートークも愉快だった。みんな押し引きが上手いね、感心した。
終演後、久し振りに坊屋とサシ飲み!タックンは聞き上手で話上手だから、話題が尽きない。酒も手伝ってペラペラ!
オコ先輩(日芸)の責任公演に、射留屋が誘われた。お話を頂いた時から、射留屋はウキウキしていた。だって憧れの皆さんとの共演だもんね。
松田洋治君とダブル、『突然の申し出』で重要な語り役は松田君が先。目の前にした翌日は射留屋の番、これいい勉強になると思うな。
小説だから成り立つ、「ぶたぶた」という名のぬいぐるみ、田中秀幸さんの声と波長が合う。
『闇の梯子』ブラックな話なのだが、田中さんと三田ゆう子さんの夫婦の柔らかい感触が程良い。
超短編連作は、長閑な四コマ漫画を見ているよう。
犬を看取った経験のある人にはピンポイントな『デューク』!恵友の静かな炎的な芝居が、動物の霊魂らしい。うちで飼ってたペロも、死んだ翌日の深夜、鳴き声が聞こえて目が覚めたっけ 。
菜生子さんの、優しいのに少し鋭い人柄に満ちた公演でした。
「鉄瓶」公演で制作のお手伝いをしていた薄井啓作君が出演した舞台。
日航機墜落、グリコ森永、日本大使館占拠、ホテルニュージャパン火災、福知山線脱線、ケネディ大統領暗殺、主宰の林田一高さんが取り上げて来た事件事故の数々。そして今回はダイアナ妃の死。
事件に関わった人々が抱えている人生を群像という形で、しかも超スピーディに見せる。またもや、見た事のないタイプ。演技が多少荒いが、全体にダンディなイメージ。
所謂赤毛物なのだが、すんなり見られるのも、平成という時代だろうね。薄井君は危なげがない。
いつもの客席と対峙する恰好で、通常の舞台に階段席を設け、演技エリアを挟み込む。反対側の客席が丸見えなんで、見る方も緊張するな。
先ず齋藤信吾君、大抜擢おめでとう!
彼は筑波大で日本語(言語学)を専攻した後、舞台芸術学院でミュージカルを学んだ変わり者。卒業後の行き所を探し、観劇三昧、オーディションやらワークショップ受け捲り、その中の一つ、昨年6月西瓜糖「鉄瓶」で、素朴な巡査役を射止め、僕と共演したのでありました。その後、アッと言う間に「音楽座」という居場所を見つけ、半年を待たず、ソロのある役に登用されました!
初演版「マドモアゼル・モーツァルト」に森田浩平さん(同い年のオジ )が土居裕子さんの相手役を勤めたと聞いていたが、音楽座さんは未見だった。
システマティックな興行も含め、日本のオリジナルミュージカル界では、矢張り群を抜いているのではなかろうか?
浅田次郎氏の小説をミュージカル化するという発想!2000年、2007年、に続く三演目。永田町、赤坂見附、二子玉川、溝の口、生活圏が話題に上りドキドキ。信吾君が演じた「小沼昭一」が新中野駅で轢死した1964年10月10日の50年後、2014年同月同日で観劇するという偶然にもドキドキ。
信吾君、歌も踊りもそれなりで、こんな力があったのか。鉄瓶やその後の舞台も見たが、一番生き生きとしていて、メインを見ずに彼ばかり目で追っていた。息子だとしても可笑しくない年齢差だしね。素晴らしい居場所を見つけ、良かった!良かった!回りの期待にこれからも応えて行きなよ。
実は、羽場裕一さんの御子息「羽場涼介」君が出演すると聞き、おそらく見るチャンスも無いかも知れなかった、珍しい舞台を見た。
今年結成されたユニットらしい(正式メンバーは4人で、涼介君は呼ばれている)。プロジェクション・マッピングを駆使し、殺陣とダンス、芝居は劇画タッチ、と列挙すると「今時」なのだが、何が驚いたって、幕末の新撰組VS維新志士でプロレスをするという趣向!で、このプロレスが半端ない。
可動式のリングマットはフカフカで、汗や血は飛び散らないが、嘘臭いクセに盛り上がる、そのディテールを徹底して真似ている。これが売りのユニットなのか?と思ったが、今回のみの演出らしい。殺陣が出来る方々らしいので、身体が切れる。
劇団新☆感線から派生した、殺陣を中心としたエンタテインメント系舞台は数多いのだろうが、彼らがどう生き残るのか、興味のある所ではある。
あ、涼介君のお母様は、女優の「羽場さゆり」さん(旧姓狩野、元劇団300で、旦那様の裕一氏は元遊眠社!この結婚、当時は話題だった)で、射留屋がお世話になった「飛び猫舎」のご常連でもある。
抱っこしたあの赤ちゃんが、殺陣にダンスにお芝居に
。オジサンは不思議な気分だよ。
何もかも存じ上げず拝見。緩やかなのにドラマチック、でもこそばい。初めて見る感触でした。作・演出・出演、3役のテンションが合致した松本哲也氏、映像畑からこちらへいらしたようだ。
地方色満載で長閑に進む会話に、チラリチラリと黒いものがほとばしる丁寧なやり取りが巧妙!
瓜生和成君の本筋(売り?)を、やっと見たかな。チラッとした動きが、昔、世界的に大人気だった「トッポジージョ」に似てて愉快だった。フランス生まれだったからかな、可愛いのに哀愁があったんですよ。
柱や梁の存在をそのまま使った空間が、最小限で最大限。音楽のチョイスもハイセンスで嬉しくなった。
「どうやる?」よりは「何をやる?」が、リーダーに必要との、赤﨑勇氏の教えを受けた天野浩氏は、僕と同い年と聞く。何かを成す、年齢なんだね。
同じく赤﨑氏「好きな事をやれば、続けられる」はい、極々小さいながらも、それぞれ実践致しております。
今月、既に見たもの、これから予定しているもの、今数えて14本!
先月まで、ご案内頂いた芝居の殆どが見られなかった。外さないがモットーだった座員達が出る外部公演も、断念せざるを得なかったものもある程、詰め詰めの状態だった。
見捲るぞ~ッ!