メトロに乗って/音楽座ミュージカル

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先ず齋藤信吾君、大抜擢おめでとう!

彼は筑波大で日本語(言語学)を専攻した後、舞台芸術学院でミュージカルを学んだ変わり者。卒業後の行き所を探し、観劇三昧、オーディションやらワークショップ受け捲り、その中の一つ、昨年6月西瓜糖「鉄瓶」で、素朴な巡査役を射止め、僕と共演したのでありました。その後、アッと言う間に「音楽座」という居場所を見つけ、半年を待たず、ソロのある役に登用されました!

初演版「マドモアゼル・モーツァルト」に森田浩平さん(同い年のオジ…)が土居裕子さんの相手役を勤めたと聞いていたが、音楽座さんは未見だった。

システマティックな興行も含め、日本のオリジナルミュージカル界では、矢張り群を抜いているのではなかろうか?

浅田次郎氏の小説をミュージカル化するという発想!2000年、2007年、に続く三演目。永田町、赤坂見附、二子玉川、溝の口、生活圏が話題に上りドキドキ。信吾君が演じた「小沼昭一」が新中野駅で轢死した1964年10月10日の50年後、2014年同月同日で観劇するという偶然にもドキドキ。

信吾君、歌も踊りもそれなりで、こんな力があったのか。鉄瓶やその後の舞台も見たが、一番生き生きとしていて、メインを見ずに彼ばかり目で追っていた。息子だとしても可笑しくない年齢差だしね。素晴らしい居場所を見つけ、良かった!良かった!回りの期待にこれからも応えて行きなよ。


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