天鼓/文学座

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能五番立てを丸々現代劇に取り込むという贅沢さ。時空の境目や、細かい辻褄お構いなく、ロールプレイングゲームのような目まぐるしい進行に、ゲーム嫌いなオジサンは目を白黒!んで、最後は、例のイデオロギー違いの国家間の課題に集約して行く。ぶちまけられた玩具が、廃棄も含めてアッと言う間に片付いてしまう不思議な爽快感に、終演後暫し茫然…。

「近未来能」とは、さても名付けたりな、青木豪さん。高橋正徳さんの演出は、冷めた視線にほんわかな感触がある。

秋之桜子ならぬ山像かおり丈の鍼灸師が、銀座アスターちゃんで愉快。

終演後、サザンシアターの直ぐお隣、「悪名」の時も通った行き付け、鹿児島料理「かのや」へ!

石田圭佑氏、瓜生和成君、西瓜糖「じゃのめ」出演者、矢野陽子さん、山崎亮君、とまあ周辺の方々ばかりと思いきや、山の手事情社の山本芳郎君が!!な、何故???

実は石田氏や山像丈と飲み友達らしく、随分前からお互いの芝居を見合っているとか。山本君、初めて会った19年前と、雰囲気も体型もちっとも変わらないね。

宴席の片隅で、山像丈にちょっとだけ「秋之桜子」女史に変身して貰い、『夢邪想』第二稿台本に関してペチャクチャ。28日から稽古というこの時期に、結局第三稿をお願いするという鬼プロデューサーと化したのでありました(笑)。


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