2013年2月アーカイブ

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一人酒

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DVC00849.jpg「外で」という注釈付きですが、したくなっちゃいました。と或る店、チューハイ二杯。そして山芋千切り(納豆&卵入りの豪華版)、にらとん(バラ肉、韮、モヤシ、の醤油炒め)、鰯刺身、白米。常温の大徳利が意外に効いて、いい心持ちで帰宅致しました。


一人部屋飲みと違い、店を出入りする客、店員の言動、テレビや店内BGMの雑音etc.視聴覚がフル稼働の高テンションが影響してか、読書しつつ、将来の創作に繋がる発想が次々。本の一節、札付きの少年が無実の罪で酷い目に会い、後日その汚名を晴らす為に必死で頑張る様子が妙に健気だった。ささやかな、そして豊かな一時でありました。

勿論、部屋飲みよりは割高なのが難点…。

最終公演。1995年から2013年、お疲れ様でした。

第1回目「12人のおかしな大阪人」初日3日前に阪神大震災…。幕は開いたそうです。

G2氏とは、作演出の「ギルバート・グレイプ」に出演しただけなのだが、座員がちょくちょくお世話になっているし、新作歌舞伎「東雲烏恋真似琴(あけがらすこいのまねごと)」の時、ほんのちょっとだけ、ご相談に乗った事もあり、僕としては随分親しくさせて頂いている。

終演後、開口一番「本がいいね」と申し上げた。ご常連の芸尽くしを絡み合わせ、とんでもないテーマがクライマックスを襲うのだが、笑いと情緒を失わず、久保酎吉氏の味のある一言で奇麗さっぱり幕を切る爽やかさ!

中根聡子氏の美術、あの斜めの張り出しだけで、大邸宅をちゃんと描き、縮尺を無視した「電信柱」が、今の日本の何もかもを築いた資本主義を象徴している。

「プロデュース」なのに、歴代出演者が顔を揃えた同窓会のような飲み会は、一にG2氏の人柄ゆえである、ブラボー!

作品賞

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アカデミー賞会員のいいパーセントが、高齢の白人だとか。ファーストレディが登場したり、「ザ・アメリカ!」て感じ。「人生は転んでも立ち上がる事が出来る」いい発言でした。

演出

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あやめ十八番のワークショップオーディションを見学。嬉しいのは、僕が稽古場で要求する「リアル」という事を、水郷屋(堀越涼)なりに咀嚼して、演出の基本にしてくれているのが良く判った。これは武蔵屋(水下きよし)もそうで、「言葉はその場で思い付いて喋るもの」「台詞が終っても、その人物の意識は続いている」「ともかくボディ!」etc.いろんなポイントを、それぞれ固有の言語で俳優を刺激している。

おんなけいず

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12年前、いつも使っているWORDに「おんなけいず=婦系図」と単語登録をしたのに、どうしても、「ふじん」を「婦人」に変換して「人」を削除してから「けいず=系図」をプラスする動作をしてしまう自分…。

思い通りに行かないね。

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を繰り返して53年と30日。

光本幸子さん

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12年前、世田谷パブリックシアター『泉鏡花の婦系図』の千穐楽にお越し頂き、「面白かったわ」と新派にいらした時と変らぬ瑞々しい笑顔が印象的でした。

水谷良重(二代目水谷八重子)さん、波乃久里子さん、とで新派三羽烏と言われていました。新派退団後暫く休業してらしたのですが、あの当時は、既に女優として復帰なさっていた頃と思います。

69歳は惜しまれます。ご冥福をお祈り申し上げます。

222

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三つ揃う日付って「111」と今日しかないんだね。子供の頃から「2」って不思議な数字だと。足しても掛けても「4」。

「0」の概念はインドで生まれたとか。無理数とか虚数とか、自分で作った理屈に自分が振り回されてるよなア。「数字」って変!

西瓜糖「鉄瓶」いよいよ!

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DVC00847.jpg写真撮影。オール初仕事のお顔触れ。画像、左から、オーディション合格組のお一人、増田眞澄さん、制作も兼ねる西瓜糖メンバー奥山美代子丈、写真家のサト・ノリユキ氏、同じく西瓜糖の山像かおり丈、出演の佐々木勝彦氏(千秋実さんのご子息!)、同じく、劇団ONEOR8の山口森広君、散歩道楽の郷志郎君。


サト氏のスタジオ近くの居酒屋、知る人ぞ知る、「レモンサワー」発祥の『もつやき ばん』にて仮発足会?カウンターには山盛りのレモン。飲み方はホッピーと同じ、中身、サワー、レモン、を単独発注出来ます。そしてモツ!「とんび(豚尾)」つまりテールの煮込みに驚き。二軒目も駅前の、ほんとにらしい居酒屋で、戦後の映画演劇界あれこれを、当事者の佐々木氏を囲んで回顧する話題で楽しかった。

送る

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ある方のお通夜でした。葬儀場、こんな時にしか会えない人も居ます。また、いつもお会いするのに、こういう場でお目に掛かると、不思議な感覚です。寒風が堪えました。

帰りの電車、遠回りしても座って読書したいと思いました。お通夜という一つの儀式で、思い起こされる諸々から逃げたかったのか、何か他の事に没頭したかったようです。お陰様で小一時間、精神的にワープ出来ました。

最近、夢の内容が鮮明になっているのも、何かしらから「逃避」したがっているんだろうと、しなくても良い自己分析。

3ヵ月振り

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DVC00846.jpg21日に写真撮影があるんで切り揃えました。「散髪」は理容であって、女性を中心とした美容界の用語ではないらしいですね。


昨年「菅原~」で鬘を掛ける都合で刈り上げた(この時は見えないツーブロックにしました)のが気に入って再び。行きつけは美容院なんで、電気剃刀を使ってました。剃刀の使用に関して、理容と美容の法的な区別はなく、只、訓練課程にあるか?ないか?なんだそうです。


中村吉蔵の戯曲「剃刀」で理髪店の主人を演じた際は、大正時代なんで折り畳み式の西洋レザーでなく、「日本剃刀」を砥石で研ぎました。お染さんが自害しようする時、取り出すあの紅絹に包んだアレ。

二月大歌舞伎/日生劇場

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染五郎君、復帰公演である。年明け40になって「人生折り返し」、「根拠のある自信(を目指す)」素晴らしい。俺、不惑なった時、クソ食らえとヘラヘラしてた。「染め高麗!」は骨太になりました。勿論、昨年の怪我があっての事。

忠信、確かなテンションを暴走させない丁寧な踊りと感情変化が的確でしかも濃厚、お相手の福助丈の静御前も、成駒屋伝統の豊かな思入れで応え、藤太役亀鶴丈の真面目な軽さが味付けになり、改めて「吉野山」という舞踊劇が良く判り楽しめた。

殿様と魚屋の酒乱を対にするという原作の動機に立ち返った、染五郎君の丁寧な主計之助。お父さんの宗五郎が、巧みな愛嬌で劇場を掌握し、高麗蔵さんのおなぎが意外に古風で驚いた。

軽いけど、「江戸」を点描する端役が難しい。時代物は型があって、我々現代劇系は手も足も出ないが、世話物だと、リアリズムという取っ掛かりがある。どうせ匂いは出せないながら、何を見て、何に対してどう発言をするのか、相手からどんな情報を貰ったか、受け取った本人は今どう思ったのか、かつて前進座の世話物が、そういう意味で濃かった。大歌舞伎の価値観からは外れるかも知れないが、人間達がそこに居た。

とにかく、復帰おめでとうございます!歌舞伎の豊かさを見て貰おうと、再び射留屋(美斉津恵友)を誘いました(終演後ドイツ料理誘ったのに、写メ忘れた…)。「昨年、桜丸やりました」と高麗屋親子に紹介。九代目「次は何おやりになる?」俺「婦系図です」「章太郎さんや八重子さんの、ご覧になった?ああいう方出ないね。貴方、頑張って下さい」「(内心、大戸惑い)はい、隅っこで頑張ります」

2009年「赤唐がらし帝国」のリメイク。回帰とサブタイトルのついた初演は、劇団の創造原点に帰った芝居作りをしたそうだ。文筆業で、生涯、処女作が最大のライバルになるというのに似ている。

DVC00843.jpg


何もかも巧妙に積み上げられた舞台に感服(表も裏も大活躍!)。息もつかせぬ劇構成に、単純に時の流れを忘れる、それこそ演劇の醍醐味を味わった。音楽のセンスの良さも脱帽。


欲を言えば、チョビちゃんも冊子に述べている「30代劇団」になりつつ現実を思うと、この先どうする?という興味がわく作品でもある。


劇団は「工房」の師弟と同じで、それは上下を言うのでなく、将来を託すシステムでもあると、僕は思っている。


田仁屋(谷山知宏)の腹筋は六つに割れてました。

婦系図のアイコン

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懐かしいな(12年前の初演当時)。実は、あの写真のカップル(お蔦と主税)、僕の二役なんです。仕草や目線が定まらないから、吹き替えを季蛙屋(松原綾央)にやって貰いました。大作過ぎて再演をする機会がなかったのですが、個人的には会心作だったんで、リーディング規模なら!と企画しました。配役は、初演のイメージは一切追いません。

おいおい

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選挙運動手段の改革は、直ぐ決まるのに、改革の目玉だった定数削減は、決まらんね。

後ろ座席のお喋りや、客席の暗闇で読書を始めるという、驚愕なお隣さんと居合わせるという、悲しい観劇状態であったにも関わらず、幕切れ、僕は静かに泣いていた。

勿論、悲惨な戦争という背景は大きいが、ドラマに大きなうねりがある訳でもなく、ましてや、主人公が69年前にタイムスリップし、死者と会話するという、荒唐無稽な設定。焼夷弾で皆殺しに会う女生徒たちの様子も絵画的だし、故意に時間を後先にする戯曲(うさぎ庵の工藤千夏ちゃん)構成、そして、昭和の実感すら薄い平成育ちの若い俳優たち。

感情移入を拒否するような舞台なのに、終幕近く、この作品のモチーフになった、谷山浩子さんの「真夜中の太陽」のコーラスが始まると、ゆっくり胸が熱くなり、遠慮勝ちに流れる涙に、自分が驚いた。

生死の隔たりで、分かり合えなかった、果たせなかった、登場人物たちの思いが、現実離れした設定だからこそ、知らず知らずに見る者個別の実体験と通じるからなのか。

今宵午後9時!

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FM世田谷「井戸端ラジオ(放送自体は9時を回りますが)」に合せて、5月リーディング公演の情報が解禁されます!

オリンピック

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何処かが勝ち過ぎると、大概ルールが変更になったりして来たが、除外まで検討されるとは…。

美空ひばりさんが「柔」で歌っていました。

歌舞伎の或る大名優は、蹴りは入れるが、子供であれ「役者なんだから」と顔へ手を出す事はなかったと聞きます。

大人から見ると、今時の子はヘラヘラしてるイメージが強いのでしょうか。

以前、或るスポーツの大舞台、後輩が、点を取られようが、中継のTV画面でニヤニヤしていたのを、先輩選手が根性がないと憤っていました。しかもその先輩は日本人ではありませんでした。そして後輩は、そういう時だからこそ緊張してはいけないと、見た目と違う踏ん張り方をしていたんだ、と回想しました。

俳優は固体そのものが作品なので、演出家は個々の特性を早く見つけて、アプローチを変えるのが手腕の一つです。

個人的には「怒鳴る」のが最後通牒かな。申し訳ない、もう手が無くなった、後はご自身で問題点を見つけ、解決して下さい、となります。

本公演

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花組芝居5月リーディング公演の情報公開は、いよいよ明日です。脚本の整理やら、演出プラン組み上げに立ちはだかった壁もどうやらクリアの目途も立ち、ホッとした所で、ようやく次回本公演の事を。

温めている腹案は、「どう思う?」と、座内で意見を聞いた数人しか知りません。内外の様々な状況を鑑みて、そこか!?という企画にしようかな、てな具合。

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