2009年「赤唐がらし帝国」のリメイク。回帰とサブタイトルのついた初演は、劇団の創造原点に帰った芝居作りをしたそうだ。文筆業で、生涯、処女作が最大のライバルになるというのに似ている。
何もかも巧妙に積み上げられた舞台に感服(表も裏も大活躍!)。息もつかせぬ劇構成に、単純に時の流れを忘れる、それこそ演劇の醍醐味を味わった。音楽のセンスの良さも脱帽。
欲を言えば、チョビちゃんも冊子に述べている「30代劇団」になりつつ現実を思うと、この先どうする?という興味がわく作品でもある。
劇団は「工房」の師弟と同じで、それは上下を言うのでなく、将来を託すシステムでもあると、僕は思っている。
田仁屋(谷山知宏)の腹筋は六つに割れてました。
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