つれづれ

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「四獣の関西公演」=小さい公演は、予算も少ないので中々冒険出来ないのですよ。花組ヌーベルの大阪公演も、やっとこさっとです(苦笑)。「咲酒屋&那河岸屋」=まんまちゃ、まんまでしたね(これも苦笑)。

掃除再開…。

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数ヶ月、持ち越しの掃除を始めました。ま、どうにか九割終えました。いろいろ捨てました、勿論捨て切れないものも随分あります。それはそれで越し方なんだから、仕方ないでしょ。新しい物も含めて、必ず大事にします。多少すっきりした自室で、雨上がりの爽やかな風を嬉しがってます。

一世一代

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興行の為か、「一世一代」を何度も掲げた、七世松本幸四郎の弁慶。「一世一代」と銘打たなかったが、実質「一世一代」と内外も認めて見守った、六世中村歌右衛門昭和五十三年の花子。二十歳に初演して以来四十四年、当代松嶋屋「与兵衛」が仕納めになろうとしている。染五郎&孝太郎コンビで上場した時、「こういう芝居は、仕出しに至るまで上方の匂いがでんとあかんねん。今もう無理やから、もうせいへんねん」と漏らしていた当代仁左衛門丈。教えた海老蔵の代役で偶然陽の目を見た当代「与兵衛」が、歌舞伎座さよなら公演という嬉し悲しの興行で見る事が出来た幸せを、「アウロラ」稽古中に関らず、「見たい!」と言っていた那河岸屋と共に味わいました。殺しの件で、お吉が滑った時、何かぶつかる音がしたな、と思っていたら、終演後ご挨拶に来た息子孝太郎君に「あんた、足ぶつけなんだか?」「いえ、大丈夫です」。親子、相手役、そんなこんなな先輩後輩の会話が妙に嬉しかった、久し振りの芝居見物でした。

女の一生

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ご出演の新派安井昌二氏が筋書きで言うように、僕も「残念ながら文学座の『女の一生』は見ていないんです」が、幸い、文学座分裂前の貴重な映像がDVD化されており、また、その後の記録映像も見る機会があり、いろいろなイメージを画像から焼き付けた上での観劇となりました。新派の新しい財産が増えたというのが正直な感想です。「花たち女たち」「和宮様御留」でお世話になった、波乃久里子さん、大健闘!新派女形芸を何処かで吸収したであろう杉村春子氏の、「女優」という枠を超えた、言って許されるのなら「芸」のような「布引けい」と比べると、鷲掴みな大胆さが足りないようにも思うが、来春、江守氏の新演出で文学座で上演されるおそらく新バージョンを予想しても、戌井氏演出の本家の深みは、伝承してしまった感がある。映像に残る宮口精二氏の伸太郎、詰襟姿に嬉しそうな演技が微笑ましかった…。「花たち女たち」で共に戦った、武蔵屋と観劇。終演後、日の高い内から、JRのガード下で盃を交わしました。

我らが大和屋のダブル受賞をお祝いさせて頂きました。帝国ホテル富士の間立食パーティに、何百人集ったろう。こういうの馴れてないんで、大学当時からお世話になる清水一朗氏をお見かけし、最近の花組公演のご感想やら、昨今の歌舞伎事情など楽しくお話した後は、お顔見知りの方々にチラチラご挨拶(ここに来てますよ程度)のみで、ただ飲んで食っていた。ボーッとしてたら、新国立劇場プロデューサー茂木嬢(長~いお友達)が視野に飛び込んで来る。実は大和屋出演「現代能楽集/鵺」のPR(7月2日初日)兼ねて、演出鵜山仁氏、シラノで共演たかお鷹氏、その他がお越しで、宴席の途中に舞台でご挨拶なさるとか。「絶対見に行くね」約束済んで、ああ、来た甲斐があった、と思ったら、目の前に花組旗揚げ以前に随分お世話になった、国立劇場の織田紘二氏が上機嫌に立ち話。「ご無沙汰しています」「おお、ええ?元気にやってるらしいね~」これをキッカケに、話に花が咲き、そこへいつも花組をご覧頂く評論家藤田洋氏、さらに、花組で脚色上演させて頂いた「天変斯止嵐后晴」の原作者山田庄一先生までが、「ヤア久し振り!9月に文楽で再演しますよ」と親しくお声を掛けて頂き、私も大変お世話になった故郡司正勝先生や、晩年国立劇場の理事も勤めていた三島由紀夫氏の思い出話や、歌舞伎界重鎮お三人の輪に、若輩が加わり面映いやら嬉しいやら。帰り際、織田氏に「今度、遊びにおいでよ」。これ、半蔵門の劇場の事だよ、う~む。どんな動機と機会を選んで行こうか、こりゃ思案せねばなるまいて…。

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