我らが大和屋のダブル受賞をお祝いさせて頂きました。帝国ホテル富士の間立食パーティに、何百人集ったろう。こういうの馴れてないんで、大学当時からお世話になる清水一朗氏をお見かけし、最近の花組公演のご感想やら、昨今の歌舞伎事情など楽しくお話した後は、お顔見知りの方々にチラチラご挨拶(ここに来てますよ程度)のみで、ただ飲んで食っていた。ボーッとしてたら、新国立劇場プロデューサー茂木嬢(長~いお友達)が視野に飛び込んで来る。実は大和屋出演「現代能楽集/鵺」のPR(7月2日初日)兼ねて、演出鵜山仁氏、シラノで共演たかお鷹氏、その他がお越しで、宴席の途中に舞台でご挨拶なさるとか。「絶対見に行くね」約束済んで、ああ、来た甲斐があった、と思ったら、目の前に花組旗揚げ以前に随分お世話になった、国立劇場の織田紘二氏が上機嫌に立ち話。「ご無沙汰しています」「おお、ええ?元気にやってるらしいね~」これをキッカケに、話に花が咲き、そこへいつも花組をご覧頂く評論家藤田洋氏、さらに、花組で脚色上演させて頂いた「天変斯止嵐后晴」の原作者山田庄一先生までが、「ヤア久し振り!9月に文楽で再演しますよ」と親しくお声を掛けて頂き、私も大変お世話になった故郡司正勝先生や、晩年国立劇場の理事も勤めていた三島由紀夫氏の思い出話や、歌舞伎界重鎮お三人の輪に、若輩が加わり面映いやら嬉しいやら。帰り際、織田氏に「今度、遊びにおいでよ」。これ、半蔵門の劇場の事だよ、う~む。どんな動機と機会を選んで行こうか、こりゃ思案せねばなるまいて 。