昨年、演劇賞の栄誉に輝いた、野木萌葱氏(パラドックス定数)と和田憲明氏のコンビ再び!
奇々怪々な未解決事件を、良くぞあそこまで想像を膨らませられるものだ。世の中を弄ぶ、手が回るかも知れないギリギリ感に、打ち震える4人のおっさん。超リアルな装置や、効果音の細かさは、いつも通り。相変わらず緊密な演出!
以前から和田演出に出たい、と懇望していた那河岸屋(なにがしや=小林大介)は、上手くハマっていた。それでも、強烈な和田式稽古には、驚いたようだ。
俳優は、幾つになっても、自分を見つめ直させてくれる刺激が必要、外的であれ、内的であれ。「一生勉強」なんて言葉、優等生っぽくて嫌なんだけど、実は本当なんだよね 。
気弱な会社役員を演じた石田佳央君、自由治屋(ふりいじや=押田健史)とはサッカー仲間とか。那河岸屋とも気が合うらしい。終演後の飲み会、珍しく硬軟交えた話で、盛り上がる。
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