2012年6月アーカイブ

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花組の現場でもそうだが、僕の演出は細々視聴覚を確認しつつの稽古になるので、最初の動きが鈍い。その分、役者が待ちになる時間が多いが、一巡した後、逆に役者の為の稽古となる。こっからが、例えば「千本ノック」稽古になったりするんですな。「何で出来ねえんだッ!」ついこの間の和田憲明氏の現場で連日叫ばれた声だが、僕の場合は「駄目、もう一回」となります。

地井武男さん

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追悼番組を見る。我々演劇人は大概昼頃からの仕事(稽古)なんで、「ちい散歩」は毎日のように見ていた。

地井さんの人柄が溢れる番組だった。聞けば、どの現場でも、共演者やスタッフへの気配りを忘れない人だったそうだ。

座長としてや演出家として、現場で働くみんなを大切にしたいと常々思っているが、自分は、時に思いが溢れちゃう事がある。こいつらの為なら、苦労を苦労と思わない、どころか、あれもこれも大放出しちゃう時がある。どうも母譲りの性格らしいのだが、これ、場合によっては相手には迷惑千万になる。

で、避けたいパターンは、こんなにしてやってるのに、応えやしない…。これお互い辛いやね。判るんだが、このクセはもう一生直んないよ。だし、どうやら、「こいつらの為に」と思えないとモチベーション上んないらしい。

な、こんな俺だが、よろしく頼むよ。

地井さんさようなら、合掌。

立ち稽古開始

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初めての現場で、初めての戯曲だからか、手探りだね。演出助手に我らがおーにょ、舞台監督に日芸後輩、花組の現場では、小道具制作でちょくちょく関わって貰っているイシコ、二人が居てくれるんで頼もしい。

何かアッタマ来る!

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いい加減にしろよ!

朗読オムニバス三作品。並びが、時代~舞踊~世話、という歌舞伎見取り狂言と同じで、日本人の生理に沿っている。個人的な意見はあるが(漏らさず飲み会では吐露した)、大入り満員の初日を終えた喝采に相応しい舞台でした。


特にアキラが初めて泣く「おっちゃん、おっちゃん…」は、正直オジサン泣きました。子供ってギリギリ我慢するんだよね。震災で両親失っても、大人以上に明るく振舞うのが子供なの…。DVC00616.jpgそれは「ツトムおっちゃん」の伊予屋が、カッコイイのに、老いも含め、何処か物悲しいムードだからなのかな?月城屋の二役、遊び人が持ち上げるのは上前だろう、の突っ込みはさて置き、昨年、大地震当日から積み重ねを考えると、いい現場でしたね。


画像は、客席に居た、実は声優志望の射留屋を挟んで。

記録映像をお借りしたので拝見。2月28日収録。4ケ月前か…。意外にこう見えるのか、あそこは、これこれこういうつもりだったんだけどな…。稽古を含めると3ケ月お付合いした「坂手川」。初演からの思いがあるからか、少しも客観的に楽しめない。俳優って、やり始めたら最後、子犬の尻尾だね。見えてるのに捕まんないの。

6人の人物を丁寧に書き込んだ脚本。美術もコスチュームもおシャレさんだな。

翌日休演という事で、出演者飲み会に参加させて貰う。G2氏とたっぷり歌舞伎談義!好奇心旺盛な彼にはいつも驚かされる。

愚痴

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所詮、自分は…。

脚本の中島かずき氏が、この戯曲を構想中に、東日本が揺れた。撒き散らされた毒を消す為に、人間の血が流される。あっちへついたり、こっちへついたりする様子も、今日採決が行われた永田町を見るようだった。皆、宿命のように時代と切り結ぶ。

初参加も何人かいらっしゃるのだが、一人として異質な印象を受けない。克美さん色っぽいね。古田君がいい親父振り。有起哉君、お兄さんだね。新感線の皆さんも見事な定番!

ドラマの展開も無理がないし、全体にとても良くまとまっている感じ。矢張り30年を越える積み重ねが物を言ってるのだろう。客席で見掛けた、演出いのうえ君も元気そう(実は先日、下北沢の飲み屋が会ったんだけどね)。

一緒に仕事(阿修羅城の瞳)させて貰ってから、もうかれこれ12年。う~む…。

ひねもす

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早朝、月一の検診(この年になるとね…)。遅い朝食の後、取材が2件。その後、歌唱指導の先生と軽く打ち合せて、読合せ稽古の続き。時間切れでやり残しを気にしつつ、夜は別件の、酒入り懇親。帰りに、自宅近く話題のコンビニに寄ると、若い店長らしき人物が、テンション高く笑顔で目線を外さずの応対が高得点!しか~し、実は、この店、店長交代で一掃された筈が、前店長夫婦が一店員として昼間再勤務していて、これが相変わらず、妻らしき女は、若いアルバイト君に、お客を無視してペラペラお喋り。流石に、若くても常識人のバイト君は、苦笑いであしらいつつ「いらっしゃいませ!(勿論、妻は仰いません)」で一方、夫らしきは、客が入ろうが出ようが以前と変らずむっつり。こんなザマなので、今もなるべく使わないようにしているのだが、久し振りに、働く笑顔に接せれて、購入した惣菜を肴に気持ち良く飲んでおります。

花たち女たち/衛星劇場

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再々放送!「どんなに遅くても、あなたに会えないより良かった」久し振りに泣いた。有吉さんて、いい台詞書くよね…。

台詞

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勿論ご趣向も大事だけど、新劇団の現場で演出しようとすると、やはり「台詞」にこだわらざるを得ないね。唐氏が早稲田小劇場の為に書き下ろしたから、言葉が独立してて説得力持ってるし、普遍性がある。

戯曲の文字から三次元の空間を立ち上げるのが、演劇人の職分だと考えるのは、矢張り「日芸」仕込みのような気がする。現場の都合で文体をいじっちゃうのは、鏡花は論外、唐戯曲でもタブーなような気がします。

アンチョビ

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はまったかも知れない。毎夜食しそうなんで、暫く買わない、事にするつもり…。

パスタに混ぜまする。

適量、一人分4切れ程&その分だけの漬け油、バター&チューブのニンニク(酔っ払った〆ですもの、わざわざすり下ろすなんてするもんですか!)これをパスタが茹で上がる前に、一回チーン!ニンニクとバターがチリチリはぜます。茹で立てに混ぜまする。美味でありまする。

本当は細めんが良いのでしょうが、太い物好きの僕は、どんな具であろうが、茹で上がり10分前後を選んじゃいます。

まだ、一回分、アンチョビがビンに残っています。明晩も食ってしまうそうでござる。

澤瀉屋ッ!

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九代目中車丈の長兵衛。そりゃこの間まで普通の俳優さんだったのだから、巷間言われる「歌舞伎の声音」云々は、出来てなくて当り前でしょ。でも、細かいテンションも含め、初代猿翁を写しまくった努力は、認めたいと思います。口上での神妙さ、立場の把握も大したもんです。毎年、確実に減少している役者数を思うと、こんな事でもして盛り上げなきゃ、歌舞伎はどうなっちゃうのでしょうか?


三代目の狐忠信初見は、「猿之助百年」の記念公演だったと思う。舞台中継を、テレビのスピーカーからカセットテープに録って散々聞きました。


DVC00613.jpg何が嬉しいって、いつもだと宙乗り途中で屋体の御簾を下ろしちゃうのに、今月の義経と静は、源九郎狐が三階に消え去るまで、扇をかざして左右に振り、思入れたっぷりに見送るんですもの!山城屋、松嶋屋、共々、新しいものに敏感な上方役者気質を見せてくれました。画像は噂の贈り幕です。

断髪

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DVC00612.jpgアッシュはカモにされに行っちゃいました。台風に真夏日、長々と延ばした髪をバッサリと…。


4年前(剃刀)と同じ追い詰め稽古の明け暮れ、でも確実に手応えありで本番を過ごすことが出来ました。大変でしたが、充実感満載の日々が楽しかった。そしてお名残に、スタッフから、舞台で使いまくり、幾分イビツになったカードを頂戴しました。


さて、明朝まで続いたと聞く千穐楽打上げを、泣く泣く午前3時に切り上げ、11時間後には「少女仮面」の稽古へ突入!劇団俳小公演なのですが、吉野悠我氏、水津乃あわ丈、唐十郎氏ご息女大鶴美仁音嬢、室谷康博氏、と賑やかな客演陣で、異種格闘技の様相!

いざ千穐楽!

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15日は大車輪屋と活動屋、17日は、マチネに季蛙屋と乙貝屋、山藤貴子丈、ソワレは晴屋と我らがおーにょ。DVC00611.jpgそして楽日の今宵は鳴流屋が来場予定。


鳴流屋は4年前「剃刀」の際、僕のアンダーとして稽古スケジュールの穴を埋めて貰ってました。つまり、彼は何気に憲明氏の演出を受けているのです。


画像は、梅雨の晴れ間、優雅に咲き揃ったガクアジサイ。今宵、最後の四千ポンド巻き上げに行って参りま~す!

折り返し

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昨夜は波多屋と射留屋が来てくれ、ではご一緒に、と出演者皆さんと飲み会を致しました。

これまで、濃密な日々の連続でしたし、僕自身は、「天守物語」の稽古本番で疲労が溜まったままだった事もあり、稽古が終わると一番に現場を飛び出していて、皆さんと酒を交わす機会がありませんでした。

こうして皆さんと会話してみて、改めて個性的な顔触れだと、キャスティングの妙に感動しました。

人心地

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まだまだ、濃密な公演が続いてますが、少し一呼吸。

初日(10日)は田仁屋、2日目(12日)は、北京蝶々の大塩君(この間「オーシャンズ・カジノ」という作品を上演)、伊予屋、咲酒屋、月城屋、3日目(13日)のマチネは、美津乃あわ丈(俳小「少女仮面」でお世話になります)、天邪鬼屋、蜂屋。ソワレは御老屋と那河岸屋が来てくれて、徳永さんと演劇人御用達の焼き鳥屋「和楽互尊(わらくごそん)」でカンパ~イ!

噂の那河岸屋のヘアスタイルは、思ったより普通だった(笑)。おそらく本番前に、ヘアメイクさんが腕を振るうのだろう。「灰色のカナリア」、今の舞台が終ると翌日には「少女仮面」の稽古が始まっちゃう…。予定されてるOFF日を有効に使いましょう。大介、待っててな。

そうそう「サロメ」なんですが、無彩色の美術と衣裳が、巧妙な血糊テクニックを最大限に生かしていた。麻実丈の気位の高さ、奥田氏の色気、多部嬢の高慢ちき、成河君の透き通った声音、それぞれがいい共鳴振りで、豊かな舞台でした。

さて、今宵6ステージ目、丁度半分であります。シアター711でお待ちしております。

賭博師の芝居で頭も体も一杯々々なんで、取り急ぎ簡単に…。血糊も凄まじいが、それよりユダヤ人、エジプト人、ローマ人らの描き分けが素晴らしい。只の群集でない厚味がワンダフル!武蔵屋さん、咲酒屋さん、楽しくお勤めあれ。

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