俳小チームが若手中心なんで、なかなか要領をつかめないで居るが、花組でも入座前後はスタッフに怒られ怒られ、色々覚えて行くもんです。
新しいシアターグリーンは客席から見るばかりで、裏を良く知らず、楽屋どこ?状態でした。
日付変わって本日はテクニカルリハーサル、所謂「場当り」と呼ばれる稽古に1日費やします。
昼間、事務所に寄ったら、武蔵屋が風に吹かれていやんした。「冷房に当り過ぎちゃって」こわし屋と異名を持つ彼も、繊細な所があるのです(笑)。
俳小チームが若手中心なんで、なかなか要領をつかめないで居るが、花組でも入座前後はスタッフに怒られ怒られ、色々覚えて行くもんです。
新しいシアターグリーンは客席から見るばかりで、裏を良く知らず、楽屋どこ?状態でした。
日付変わって本日はテクニカルリハーサル、所謂「場当り」と呼ばれる稽古に1日費やします。
昼間、事務所に寄ったら、武蔵屋が風に吹かれていやんした。「冷房に当り過ぎちゃって」こわし屋と異名を持つ彼も、繊細な所があるのです(笑)。
唐十郎氏愛娘、大鶴美仁音(おおつるみにおん)嬢、お誕生日おめでとうッ!
稽古最終日、最終通し開始。入れ込み用の曲(スタッフ間のカウントではMの0番)を全曲たっぷり流し、大野の「ハーイ!開幕しま~す」の合図で、幕開きの音楽(Mの1番)が鳴り、間も無く開幕開口一番の台詞を、まさにご本人が言わんとする時、稽古場の明りが消え「♪ハッピーバースデイ、トゥ、ユーッ!(大野編集による音出し)」。
春日野役の吉野氏が、ロウソクの火揺らめくショートケーキを静々と。「おめでとうございま~す!」「あ、あ、有難うございます!」サプライズ大成功で、7月29日をお祝いしました。
その後、気を取り直して始った通し稽古。細かいミスはありましたが、それなりな舞台になりました。開始直前にも、音響の変更を入れたり、稽古初日から「逃げない」演出をして参りました。劇場入りしてから、照明さんと最終的な空間設計を詰めて行き、いよいよ1日の初日となります。
この前、食べたの何時かしら?丸々の鮑、肝も頂戴しました。コリコリコリ!とこぶしではこの歯応えは味わえません。美味しゅうございました。
タイトルは浄瑠璃「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」、玉手御前の口説きの一節です。「怪誕身毒丸(かいたんしんとくまる、花組版「摂州合邦辻」です)」でもそのまま使いました。義理の子の命を助ける策略という建前ですが、玉手は本当に継子(ままこ、先妻の子)俊徳丸を愛していた筈です。年齢は近いし
。愛してなきゃ、あんな行動出来ません。はあ~、片想い
。
さて『少女仮面』ですが、3回目の通しを衣裳付きで行いました。いい感じです。これまでの苦労を思えば
。後は、現場に入って照明がどんな劇的空間を作ってくれるか?です。明日は最終通し!
鳴流屋が居た。俺の顔見ると、ククッと首伸ばして「僕ここ!かまって!かまって!」てな印象なの。本人には申し訳ないが、昔飼ってた中型の日本犬雑種「ペロ」が思い出されて、ついそんな構い方をしてしまう。
実は、今宵拝見した「丸福ボンバーズ」に出演してらした「なすび」氏が、姿はそのままの飼い犬「パピー」役で、部屋へ入って来る人々への反応が犬そのもので愉快だったの含め、鳴流屋はやっぱり可愛いな(結論そこかいッ!?)でした。
先ず、上演場所がお初!千歳船橋駅から直ぐの小さなカフェの二階。今は位置が判り難いが、駅前は再開発中で、間も無く駅から一本道になるらしい。キャパが少ない劇場なのだが、めでたくも大入りでギューギュー。正しい姿勢で見れなかったので、1時間50分は少し辛かった。
昔通りのサブちゃん戯曲なのだが、涙目銀座とは世代が違うので、随分感触が異なる。お世話になった同業者が新しい企てをするという事は嬉しいし、応援して行きたいと思う。
千穐楽、バラシが延々という事で、客席を共にした伊予屋と御老屋三人のみで、千歳船橋駅前のパスタ屋へ!パスタとピザを看板にするが店名は「ダンケ」。他のメニューは殆どドイツ料理で、店内にはドイツ歌曲が流れる変った店だが、リーズナブルなのが良い。
全員の衣裳合せ~2回目の通し稽古~駄目出し~小道具用に使う写真を撮る為の作業(出来る人が俺しか居なかった。人一人雇うよりは
)。明日は最後の休み、ともかく寝よう
。
春日野八千代役(吉野悠我丈)とボーイ主任役(美津乃あわ丈)がどうしても鬘が必要になり、いつもお世話になっている、森下の「太陽かつら」さんを久し振りに訪れる。
ここ数年、花組での鬘合せは、稽古場へ出向いて頂いているので、会社での鬘合せは懐かしい。
社長が「今、プリントアウトするから聞きたいことがあるんだ」?たった2枚なのだが 。
いやいや、既に社長の頭では、11月の花組25周年第2弾『菅原伝授手習鑑』が動き出していた。ま、予算立てる為に、必要な鬘を列挙して置いたからなんだが、制作が手回し良く情報を渡して置いてくれたらしい。
幕開きから再確認。駄目出ししつつの稽古で、半日でギリギリ幕切れまで到達出来た、万歳!やればやる程、新しい発見がある。唐戯曲の面白さはここかも知れない。
稽古前に美仁音ちゃんと取材を受ける。60年代の演劇と、今と何が違うか、お話する内にヒントが見えたりして、予定時間を過ぎても話し込んじゃったが、楽しかった。
夕刻、田仁屋が稽古見学に来たので、言わば花組関係者と一杯!左から、田仁屋、舞台監督の石井みほ、片腕たる「おおの(大野裕明)」、そして美津乃あわ丈。遠近が無茶苦茶だな(笑)。稽古場のごく近所「小町食堂(24時間営業の定食屋)」にて。
皆さん、覚えてらっしゃてます?「八百屋のお告げ」稽古中、錦糸町で贔屓にしていた系列店。都内に7店舗あるとの事。お昼間は定食屋として、夜は惣菜を見繕っての酒盛りが出来る便利なお店です。ニコタマに支店があればなァ。
通しちゃった!
一幕の途中で初演を見ているのを思い出す。細かい所は記憶にないが、正次をやってらした山本亨さんが怖かったな。そう、だから、モダンスイマーズの津村君が飄々と勤める、三サラリーマンの件など、全く覚えてない。さんま美味そうだった。
終演後、同道した射留屋と津村君と「毎日打上げ」で汲み交わす内、この作品が全く「屋根の上のヴァイオリン弾き」の在日版である事に気付く。四姉妹(「屋根~」は三姉妹かしら?)、ミシン、世界の何処にも居場所のない人々
。
昔、好きだったモノクロの子供番組で、着包みの人形劇だったのだが、気に入っていたキャラクターの声を勤めていた人が、「夢の国」一大事業に参加して「向こう」へ行ってしまった
。親から大雑把な説明を受けても、幼児ゆえ理解は出来なかったが、一抹の寂しさを覚えた記憶がある。あれだったんだね
。
花組芝居として票券を協力させて頂いてます。
ラフカディオ・ハーン(劇中ではヘルンさんと呼ばれています)の「怪談」を劇中劇に折込みながら、日本人の心を愛でた彼の半生が、文明批判も交え、情緒豊かに描かれる。
ともかく配役がいい!日本の闇を感じさせる、音楽と効果音の面白さ。平面の組み合わせで奥行きを見せる絵画的な装置。影を巧みに利用した照明。幕切れ、夫婦二人きりの臨終シーンは泣ける
。
拝見した回は、英語の字幕入りで、東洋と西洋が混然とした、ハーンの世界そのものが感じられてラッキーだった。
25日(水)まで俳優座劇場で上演されています。28日(土)には金沢公演があります。
TVシリーズ「100の資格を持つ女」で、草刈氏とニアミス共演をしている那河岸屋と、久し振りの六本木でした。
4、5日前に、ある発見をしてね。その要素を新しく加えると同時に、皆さんのお芝居で落ちてる所を、小まめに拾い上げているんで、思ったより先へ進めない。一回目の通しはいつになろうか?その代り、内容は濃くなってます。
ふと気付くと、稽古中、俺はほとんど椅子に座っていない。休憩中にPCいじってる時くらいかな。演出助手のおおのによると、この稽古場の俺は「松岡修造」なんだそうだ。熱血という事らしい。
飴と鞭のバランスって難しい。そう言えば、力入れて演出しても、言い訳ばかりする奴も居たな
。おだてんのに、ほとほと疲れた記憶がある。
こんでて仕方ないからそっち向いてんだよ。俺の目線が気になるなら、目の前で開くなよッ!
本物に砂糖がまぶしてあって美味なんだけど、『種ぐらい取れや~ッ!』
派手に切れたな 。
先日、『少女仮面』とは別件で取材を受けた内容が、読売新聞「よみほっと日曜版」に。『名言巡礼』というシリーズで、人口に流布する言葉を、それを生んだ背景、土地、文化、歴史、etc.と辿って行きます。
15日のは「首が飛んでも動いてみせるわ」、あの民谷伊右衛門君の名言(これ大南北のオリジナルじゃないんだよね )です。僕以外にも、文化人類学者山口昌男氏、於岩田宮神社禰宜の栗岩英雄氏、など、様々なジャンルの方々へ取材し、堂々2頁に渡るものです。
ネタバレって名乗ってるのに、あんな事、書きやがってという向きにはどうすればいいのでしょうか?ネタバレって言ってる以上、ネタバレなんだから 。無視!
様々な絡みで、幾度も稽古を見させて貰い、客観的であろう意見も言いました。勿論、言っても却下されるなら、二度と言いません。僕は僕なりに今宵の初日を嬉しく拝見しました。
同期三人、ドサクサに潰されてる鳴流屋が居ますが、正直、古巣の現場へ復帰出来た那河岸屋が、久し振りにはしゃいでいるだけだと、俺は思うのですが
。
笹木皓太くん、水郷屋が北京蝶々の現場で見つけた逸材。まもなく21歳になるとの事!怖い奴です。
ただ、だからこそのこれからの課題かあるのだが、真面目で「僕どうだったですか?」と真摯に聞いて来たので、なら、と正直な意見を申しました。シビヤな内容でしたが、これを将来に生かして欲しいと思います。
『少女仮面』一旦幕切れまで到達しました。祝!とやりたいのだが、まだまだ、やるべき事、考える事が多いようです。幸い、二週間の猶予が、血圧にはいい塩梅です。
どうしても気になって『涼水』の最終稽古を三分の二だけ拝見。水郷屋にも、そして武蔵屋(阿房列車)にも少しだけ意見を。最近、この「場」の切り替えが妙に心地良い。自分のやってる事が客観視出来るようにも感じる。ま、感じるだけかも知れないけど
。
澤瀉屋襲名興行二ヶ月目。久し振りに二階最前列から芝居見物。『黒塚』を見るには、初演当時としては凝りまくった照明のプランが良く判り、二階席で良かった。
先月の本物忠信が少し線が細かったのと、この岩手のしなやかさを見ると、四代目はやっぱり女形の人だな。
『将軍江戸を去る』「尊皇」と「勤皇」が議論される真山青果らしい演目。主演二人が、調子をやっちゃってるのが残念。
『口上』猿之助、中車、團子、そして成田屋父子、だけのシンプルさに、一緒に観劇した那河岸屋が驚いていた。こういうのも時にあるんだよ。
『楼門五三桐』いよいよ八年振りの二代目猿翁。ワイドショーでネタばらされたんで、中車の黒衣姿を見せる、明確に演出されたカーテンコールに、涙は出なかったが、歌舞伎という演劇の特殊性に改めて感心した。
画像は、見物終えて二軒目のラーメタル!
画像①。今夜は、ウエルメイドの翻訳劇「ジョンとメアリー」を見て来ました。とっても嘘っぽかったです。あ、間違えました。ラブホのフロント係りを、アラレちゃんかと思う姿でけだるく演じました山藤貴子嬢と、灰カナ帰りの那河岸屋です。
画像②。台湾と中国の微妙な関係を、家庭劇とした問題作を見て来ました。あ、これも間違い。親の代からラブホ経営、見た目ヤ~さん、中身は真面目な元高校球児を演じた乙貝屋。恋人の親父に殴られても、プロポーズするホテルマンを演じた季蛙屋。
松岡君が2年振りに企画しました。常連の出演者達も、随分落ち着きました。書類の取違から起こる混乱。人が人を愛する事って、こんなにグチャグチャしてて、面倒なもんだ、と、改めて舞台から見せ付けられました。人の幸せって何だろうね。
劇場(上野ストアハウス)がある辺りは、あの下谷万年町だったんですって。今はすっかり静かな住宅街になってますが、昔はここにオカマがわんさか住み着いてたと思うと、何だかね
。