見る気になった理由は、「ナイルの死神」演出プランの為でした。「ナイル~」自体は1930年代の設定ですが、風俗的には20年代も知って置きたい。最近の映画で、実録に伴って演出してるらしいので拝見となった次第。そんな動機なんで、絵を気にして見てたのに、まんまとドラマにはまってしまいました。前後7年に跨る話なんで、忠実に20年代から30年代に衣裳風俗が変わって行くディテールが細かい。今もありゆる組織の不正!隠蔽!憤りながら、主人公の意志の強さから問題は暴かれたのは嬉しいのに、まだ体裁を保とうとする組織。こんな問題提起の作品を幾ら作っても全てが改まっていない、「組織」というもの 。評判を聞いてから随分経つんで、見れたのは「下高井戸シネマ」。商店街(下北沢並みのバラエティで賑やか)からちょい外れたマンション二階!こじんまり、でも小奇麗な客席におそらくご近所の皆様が、平日の昼間に関らず、ちょいとした人数突っ掛けでいらしてる。いいね。二子玉にも随分昔、遊園地の入り口脇に映画館がありました、「二子劇場」。再開発で映画館が出来る噂もあり。楽しみ!小さいのを幾つか併設して、いろんな作品が見れたらいいのに 。
母の誕生日でもあるんで、父と共にお祝いディナー。玉川高島屋新南館7階「愛莉(AILEE)」お初です。お店のムードも、店員さんの対応も丁寧。食事もそれぞれ美味しゅうございました。ただ、これはお店の責任では勿論ないが、小学生以下の子供、しかも躾が行き届いてない(公の場に来ているんだという意識が皆無!)ガキ共を連れたファミリー 。ちゃんと椅子に坐ってろ!親とため口をきくな!ガキのクセに、店員に対して偉そうにするな!数組居たんで、それぞれ殴って帰ろうかと思った(苦笑)。親の権威が無くなっている現実を、改めて目の当たりにして、幾分ガッカリな宵でした。でも親子水入らずお祝い出来たのは、単純に嬉しゅうございました。
「太宰のオンナの小説」終ったばかりだし、「四獣」も「SUZUE de SHOW」も開幕してないのに 。いやいや、彼らの本家本公演を通常の流れで営業しております。ご贔屓の皆様には、特に今年百花繚乱めまぐるしいスケジュールで申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
アセンション=キリスト昇天。宗教絡みで、2012年というのは諸々騒ぎになっているらしい。これをキッカケに、日本民族のルーツを探る旅、日本各地に残る不思議な伝承を、一つの流れにまとめようとすると、こんな仮定(?)もありですか?と言うような芝居なのかな 。判り易く言うと、映画「ダヴィンチコード」の日本版。しかも、新旧聖書、仏教、神道、全世界の主なる宗教のルーツは!?な内容に、先ず度肝を抜かれる。こういうの好きな奴には堪らんだろうな。科学で証明出来ないものを全て馬鹿にする現代に呆れてる俺も、ちょいと好みな内容でした。上杉氏と長野氏が立ち上げた「演劇ユニットトレランス」初観劇で、グローブ座でご一緒した頃の祥チャンと、余りに違う作風(戯曲も演出も)に更にビックリ!晴屋さん、いろんな点で随分大人な現場で頑張ってます。
シミアーヌ男爵夫人のご結婚パーティー真っ最中であります。可愛らしい奥様で、お羨ましい!しかし、TV業界人だらけで、一人演劇人でした(苦笑)。