見る気になった理由は、「ナイルの死神」演出プランの為でした。「ナイル~」自体は1930年代の設定ですが、風俗的には20年代も知って置きたい。最近の映画で、実録に伴って演出してるらしいので拝見となった次第。そんな動機なんで、絵を気にして見てたのに、まんまとドラマにはまってしまいました。前後7年に跨る話なんで、忠実に20年代から30年代に衣裳風俗が変わって行くディテールが細かい。今もありゆる組織の不正!隠蔽!憤りながら、主人公の意志の強さから問題は暴かれたのは嬉しいのに、まだ体裁を保とうとする組織。こんな問題提起の作品を幾ら作っても全てが改まっていない、「組織」というもの 。評判を聞いてから随分経つんで、見れたのは「下高井戸シネマ」。商店街(下北沢並みのバラエティで賑やか)からちょい外れたマンション二階!こじんまり、でも小奇麗な客席におそらくご近所の皆様が、平日の昼間に関らず、ちょいとした人数突っ掛けでいらしてる。いいね。二子玉にも随分昔、遊園地の入り口脇に映画館がありました、「二子劇場」。再開発で映画館が出来る噂もあり。楽しみ!小さいのを幾つか併設して、いろんな作品が見れたらいいのに 。