寄り合い=総座員による会合。いろいろな報告や取り決めを話し合います。数えて71回目!劇団初期は、帰属意識を高めたかったので、随分頻繁に開催して、様々なルール作りを議論しました。最近は年に1、2回かな?来年のラインナップを報告し、諸問題を提案しましたが、いい結論が出たように思います。座員諸氏よ、頑張ろうな!それから忘年会となりました。ほっこり飲み明かしました。
誰もが認める高水準な舞台でしたが、あえて二言三言 。四方を客席が囲む演出上仕方ないが、入り口のドア、そこここの窓が無対象の演技で表現されるのが、上手く表現する程実は煩わしい。八号が最初から「裁き役」然としてるのが回し者風で勿体ない。ふとした疑問から始まる確かな説得力が薄いので、三号の主張に同情票が集まり気味なのは、戯曲の狙いからすると、本当はイビツな気がする。映像畑の出演者の声量とカツゼツの悪さが目立つのが可哀想。配役の妙という評もあるようだが、幾ら上手くてもニンが違うと思われる方も居るように思ったが、こちらの基準違いなのかな 。様々感じた事がありましたが、ともかく同業者としてやりたくなる、魅力的な舞台であった事は、隠れもない事実です!
顔触れの濃さと好評だという噂だけで客席に座り、これがアイルランドに伝わる民話(?)を換骨堕胎した現代劇と次第に知れるにつれ、深い興味を覚えました。最初は、巧者な俳優達の芸尽くしを楽しんでいましたが(それはそれでチケット代だけの事があったと思います)、戯曲に込められた思いが見え出すと、贅沢な才能付きの深い深い寓話なんだと、更なる奥行きを感じ、それこそ固唾を飲んで拝見しました。こういった大人なプロデュース公演でも、駆け出しの若手が参加していて、その演技落差にハラハラしたりしますが、このメンバーにそんな気遣いもなく、戯曲と芝居の巧みさに心地良く酔えた舞台でした。
ええっと、Zepp東京お初でございます。あらら、フジテレビさんのお近くなんですね。来年5月に無くなるというのは本当ですか?旧ドイツの退廃と、現アメリカの退廃が、一人の人物を通して同次元だと思い知らせる設定が、先ず愉快かな。権力が正義を気取る限り、どれも同じ穴の狢。自分的には当然飽きても仕方ない(少しロック嫌い)、圧倒的なロックなのに持続出来たのは、変化に飛んだ作曲編曲の豊かな表情がこのミュージカルの身上と見た。英語が判ったら、きっともっと深く入り込めただろうに 。殆どコンサート会場な空間を、演劇的背景で埋めた最新LED画面の素朴な面白さ。一俳優として、音楽の圧倒を妬んだ舞台でした。ドリアン~ヘドウィグ、華麗な振幅を見せてくれた耕史君、お疲れ様でした。「ヘドウィグ」は貴方の物です。キーボードの前嶋氏が、ドリアンのクラシック調の時と同じ佇まいで、ちゃんとロックしてました。
伊予屋や御老屋、まだ座員だった佐藤誓らが出演した「我らヒーロー」の演出家フレデリック・フィスバックが演出する来年の舞台。作者はシンガポールの劇作家「郭宝崑」。本日、写真撮影をしました。間近に見れた江戸糸あやつり人形、370年以上の歴史の重みなのか、こいつらやっぱり意思を持ってますな。操り師に逆らったりするらしい 。今回使われるであろう、宦官のお人形がなんとも可愛いのですよ。公開されるまで暫くお待ち下さい。