十二人の怒れる男/コクーン

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誰もが認める高水準な舞台でしたが、あえて二言三言…。四方を客席が囲む演出上仕方ないが、入り口のドア、そこここの窓が無対象の演技で表現されるのが、上手く表現する程実は煩わしい。八号が最初から「裁き役」然としてるのが回し者風で勿体ない。ふとした疑問から始まる確かな説得力が薄いので、三号の主張に同情票が集まり気味なのは、戯曲の狙いからすると、本当はイビツな気がする。映像畑の出演者の声量とカツゼツの悪さが目立つのが可哀想。配役の妙という評もあるようだが、幾ら上手くてもニンが違うと思われる方も居るように思ったが、こちらの基準違いなのかな…。様々感じた事がありましたが、ともかく同業者としてやりたくなる、魅力的な舞台であった事は、隠れもない事実です!