2011年4月アーカイブ

{{assign var="epp" value=20}}

ウェディング

| 修正

豊かな情報を得るまでもなく、他人に対して豊かに接しようとするのに、水を差す人間って老いも若きも居るのだね。最近、他人の立場を慮らず発言するオヤジや青二才に、たまたま接してしまいました。以前もそうした思いに駆られましたが、カラーじゃないし、とブースカ敵対するのを遠慮したのですが、逆に考えれば、頭の良い人は、処世術の基本として回りを説き伏せて優位に立つ事で、自分のポジションを確認して来たのだろうな。自分は今まで自分の位置を疑う事で、「歩く」という動作と同じく「倒れる」事で時を費やして来たように思う。これつまり、根っからの臆病ととも言えるか?苦笑い!苦笑い!

さ、気を取り直して。やりましたね、ロイヤルウェディング!目にも耳にも心地良い儀式。美術や音楽、あらゆる表現という表現が「教会」から発せられていた、西欧の伝統をつくづく思いました。しかし、旦那も嫁も付き添いも、私語が多いね。日本の五十代のおじさんは、ちゃんとなさい!と何度もTVに小言を垂れました。

親族の署名が密室で行われるのが興味深かった。全ての信仰が持っている神秘性がこんな所にも。良く判らなかったのは、キンキラな装束を召した僧侶の序列。一番偉いのは、説教した人?それとも金の杖を持った先導役?上手のマイクを使い、テレビ目線でお言葉を申されたイケメンは、教会の人?生中継の為か、字幕や解説がないんで、ともかく「?」の連続でした。

キャサリン妃となられたケイト嬢、ドレスの裾は遠慮なすったのね。思えば、貴族でない平民(こんな言葉使ってもいいかしらん)の花嫁はお初だっけ?私語といい、もろもろ「親しみ易さ」演出なのだろうか。合唱隊でソロを勤めた少年、あれ名誉な事なんだろうね。ま、何やかや言って、お目出度い儀式をライブ映像で拝見出来るなんて、誠に眼福!眼福!

そうそう、女王陛下は国歌を歌わないのですね(エジンバラ公は歌ってた)。自分を称える歌は自分では歌わないという、ごく単純な理屈を今更に発見しました。

鈴の会(追伸!)

| 修正

昨日の写真。新日本髪に結った彼女は「リリコちゃん」六歳でした。

鈴の会

| 修正

那河岸屋&田仁屋ご贔屓の皆様、折角の休日にご来場頂き有難うございます。二人のボスとして御礼申し上げます。

同じお稽古場の発表会をこんなに何回も拝見するのは初めてで、通っていらっしゃる皆さんの成長が見え、お師匠さんも含め、真面目なお稽古振りが判ります。那河岸屋、少しずつ柔らか味が出て来ましたかな。もうこの稽古場では中堅です。田仁屋、初めての舞台にしては!?の出来に、恐らく皆が驚いたと思います。クセが出易い身体なのですが、DVC00338.jpgお師匠さんがうるさく指摘したようです。有難いです。言った分だけ変化するというのは、お互いの努力が実になる、至福の瞬間なんです。

子供と犬が大好きな気配に敏感に反応した、六歳の彼女(本日の出演者でもありました)に抱き付かれた那河岸屋と田仁屋!

嵐だ!

| 修正

東京は今強い風雨に晒されております。

ここの所、観劇以外は引きこもって台本書いとります。秋の花組本公演用です。16年振りの再演で、座員も随分増えてますし、初演本を生かしつつも、随分書き直しちゃってるかな?久し振りのオリジナルで、劇作家の勘を戻すのに時間を要した上に、お国がひん曲がってしまい、上を下への騒ぎで筆が進まず往生しました。どうにか作家らしい日々を送れるようになったのですが、大幅に予定が狂っちゃった…。

栄光と挫折を巡って、出演者の数だけキャラクターが登場するから、その群像劇といった感じかしら。で、結末に見えて来る「再生」が復興の祈りに繋がるといいのかしら。明日は晴れるそうだ。間も無く花組ヌーベル「番町皿屋敷」の稽古が始まります。311を境にあらゆる物事が変化してしまった今、平常心を保って芝居作りが出来ますように!座員達と仕事を再開する嬉しさを感じながら…。

紅姉妹/3軒茶屋婦人会

| 修正

DVC00336.jpg逆戻りする芝居。当代三津五郎相手に旧歌舞伎座で書き下ろし演出をしたわかぎ女史だからこそ、客観的な演技、様式まで行かないまでも、幾分カリカチュアされた女形表現を意識した戯曲。それを妖獣(?)使いよろしく、手腕を振るうG2氏。硬軟自在なキャスト&スタッフが、魅力的な舞台を作ってくれました。看板のお三人も、見よがしでない真摯な芝居を大切に、丁寧な舞台を見せてくれました。「女形」の可能性と課題を見詰め直す、個人的にとても有意義な観劇となりました。「四獣」チームも、紀伊国屋ホールの客席に参集なさいました。

いつもの大野&丸川コンビに、藤澤志帆さんを迎えた美容室ライブ。客席がそれぞれのご贔屓様で一杯。

神保町、久し振りだね。学生の頃、資料収集に何時間もウロウロした。DVC00335.jpg今、欲しい古本はネットで調べた方が、何せ相手が全国だからね。泉鏡花全集も鶴屋南北全集も、格安で痛みの少ないものを手に入れました。聞けば、昨今、背の高いオフィスビルが建って、本屋しか並んで居なかった通りに、サラリーマン目当てのリーズナブルな飲食店が随分。路地も散歩道風に整備されて、昔日の、本屋巡りの歩行者は多いが、どこか薄暗い、ホコリの匂いがしそうなムードはないようだ。

終演後、花組ヌーベル「番町皿屋敷」の宣伝写真を撮って頂いた武藤さんによる、出演者等のポートレートが無料プレゼント。友人がゲットした鳴流屋さん。憂いがあっていいんじゃないかしらん。

花見

| 修正

DVC00334.jpg開催させて頂きました。今年は演劇関係者等を多数お招きし、トータルで40名近くになったかな?前日から、お出しする惣菜を皆で手作り。当日は午前中から私も一品。絵空箱の本番前に駆け付けてくれた武蔵屋は3、4品。是屋も自慢の手料理を持参してくれました。有難う。古典関係や芸人さんもいらっしゃって下さり、顔触れが多彩でした。自粛ムードを払拭して経済を回すつもりもあったのですが、いろいろな方々と交流出来て、元気を頂戴しました。本当に有難うございました。

三日月に揺られて笑う@絵空箱

| 修正

DVC00332.jpg震災直前に開店。あんな事があり、ライブも出来るバーとして、安全の為に劇場側が熟慮して幕を開けられなかった、演劇人を含んだパフォーマー達が、急遽探した表現の場として殺到して、バー単独の開店は月一状態だったとか。

ガラス張り大扉の開放的な入り口の真向かいには、地元で40年の割烹居酒屋「すみれ」。場内は全て同一平面に、平台や黒幕などパフォーマンス用の備品も完備。江戸川橋駅から徒歩5分。業界人には、表現の場としてお勧めというか、俺も何かやりたいね。

実は店長、吉野翼(翼と書いて「たすく」と読むらしい。「助」の意味か。翼を広げてあちこち助けに行く?)氏、花組も、武蔵屋も、そして”おーにょ”も大変お世話になっている「乃木坂コレド」のカウンター奥で、以前勤務なさってました。DVC00333.jpg

念願の店を始められたと思ったら!東日本大震災!改めて何故店を持ったのだろう?と問い直したという。お客様が目耳舌、そして会話を含め、豊かな時を過ごす為に、独自の空間を提供する、その使命を感じたそうです。階上には稽古場も併設している、ビックリな施設です。

その彼のお城「絵空箱」でのBrobon企画。男の性(さが)と女の怖さを描いた、お馴染み土田英生作品。ワイン飲みながら拝見しつつ、豊かな時を過ごしました。終演後、武蔵屋はじめ関係者の皆さんと初日乾杯した店、驚く程リーズナブル!流石、花街(神楽坂)近くという事か?

選挙満開!

| 修正

DVC00329.jpg「日本政府は無能だ」世界が騒ぎ出した。

災害後の鈍い対応を批判されているのだが、国内では随分前から行き届かない管理能力が幾度も指摘されて来た。今、外からその批判が日本目掛けて浴びせられている。
ねえ、折角だから、この機会に目覚まさない?システム見直そうよ。

せめて地方自治に望みを託しましょう。二子玉の染井吉野は満々開です!

塔の上のラプンツェル

| 修正

実写ミュージカルも含めディズニー映画は世代的に初期何作は見てます。最近では「美女と野獣」が最後の状態。他社ですが「トイストーリー」など、CGアニメの人工的な陰影に抵抗感があり遠慮していたのですが、何せ、ディズニー長編アニメ映画50作品目の記念なので、襟を正して拝見。

ドラマに感動する以前に、画面に涙しました。あの重量感(ダム崩壊)、あの質感(人物の肌、そしてあの「髪」)、あの照明(4万6千個の空飛ぶランタン)、あの奥行き(たまたま2D日本語吹き替えだったが、逆に判った遠近感へのこだわり)。セル画の昔が嘘のよう。アナログ当時のミュージカルを模しながらも(エッジくっきりのピンスポ!)、アニメだけしか出来ない、物理的にあり得ないダンス!

手書き当時、主役達は、フルアニメーションで可能な限り実写に近づけようとしていたが、今はそれを通り過ぎて、虚実の境を自在に行き来する。タッチがリアルになるのに反比例して、表現が飛躍する。その究極を見たように思うので、逆にこれから先、アニメ映画は何を未知の目標とするのかね?

パラリンピックレコード/北京蝶々

| 修正

愉快な舞台だった。主義的なエグサを持った本を、計算して脱線させた演出。この反対方向へ引っ張り合う具合が良かった。俺、最近、気に入らないと関係者が出演してても、終演後の挨拶もせずサッさと帰ったりしちゃう。それ、昨夜、参加したパーティの主、阿部さんがそうだった。贔屓してくれてる(と思い込んでた??)花組芝居の舞台でも、気に入らないと意見も言わず帰っちまう。

おんなし!駄目出しするのも嫌になる、時間返せ、忘れたいって感覚。関係者が関わっている舞台を見て、自分も何回かそうしちゃいました。そんな俺を知ってる晴屋や水郷屋は、終演後、戦々恐々だったらしい。気ィ遣わせてしまってご免。いやいや、単純興味深かったし、何故面白かったかも説明出来そうだったので、脚本の大塩君、演出の中屋敷君、にもその旨、具体的に話しました。いま 思い返すと、二人共イケメンだね(笑)。

一周忌に、生前近しかった、レストランオーナーやホテル関係者が中心となり企画されました。目黒通り沿い(目黒郵便局の斜め向かい側)のこじんまりしたホテル「CLASKA」の2Fギャラリーに、彼女の華やかな作品の絶妙な配色が、春を盛り上げます。そのオープニングに参加。

会場には、「花組をどり’97」のポスターも展示されています。お形見のお人形が、ご出身の福島への義援金オークションに掛けられました。

久し振り、ロゼッタの小父さん佐藤誓(元・曲屋)も参加していました。一年前の偲ぶ会以来、イラストレーターで作家でもある安西水丸氏にご挨拶。安西氏を花組の舞台に誘ったのは、他でもない阿部さんだった。

DVC00328.jpg会場に、「ある年の手帳」も展示されていました。ダイアリー週毎の頁一枚一枚に、チケット半券がびっしり。週に幾つも何かを見に行っている。中に「ゴクネコ」の半券もありました。


昔、頂いた年賀状に、「誰それの舞台見た?ひどかったねえ」と走り書き。僕もそう思ってたんで、単純にニンマリ。阿部さんとは嫌いな物が一致していた。あんな痛快な女性には、もう会えないだろうな…

阿部真理子さん回顧展 Mary’s on a journey
4月7日(木)~4月24日(日)
リトグラフやシルクスクリーン作品は販売もしています。

こんな時だけど、豪華に歌舞伎見物をさせて頂きました。銀座から歩く道々、初めて工事中の歌舞伎座前を通った。工事用の簡易な塀に囲われた空間がぽっかり…。二年後、是非、日本の復興も成り、賑やかに杮落しが出来ますように。

「太十」学生時代、光秀勤めました。鎧を着けたのは後にも先にもあれっ切りだな…。菊之助君、吹輪の初菊でした。その分、芝居が赤姫してました。これも一つの解釈なんだろうね。いつもの事だけど、操と初菊、久吉らが訪れる件がないから、床が「一間へ入りにけり」で始まる。え、誰が?って感じだよね。歌舞伎って変な演劇だな~と改めて。

「男女道成寺」松緑君、金冠の件、頑張ってました。いつ見ても所化達の傘の踊りは、出来損ないのレビューみたいで、好きになれない。

「権三と助十」実は初見。岡本綺堂先生、こんな戯曲も書いてらしたんですね。井戸替えの件は圧巻だね。みんな楽しそう。彦兵衛さん、予告なしに登場するといいのに。「キャッ!幽霊だッ!」なやり取りがあるとかね。

開幕直前、プロデューサー氏と舞台監督氏が、舞台下手に登場し、幕を上げる思いと決意、そして非常時の説明をなさいました。聞き終えて拍手する観客席。舞台芸術が本来持っている、一期一会というライブ感覚を再認識出来て、同業者として有難いです。

震災で一週間稽古が出来ず、2日遅れて初日を迎えました。人の死を扱った作品なので、幕を開けるかどうか、幕内でも様々議論があったと聞きました。しかし、ホロッとしつつもカラッと笑えるコメディで、ともかく個性派揃いの出演者!客席は大笑いし、そしてクライマックスでは大泣きする。こんな時だからこそッ!で集まったご見物は、きっとリフレッシュして劇場を後に出来たのではないでしょうか?そして、中には一緒に見た人々とお芝居談義に花を咲かせ、心地良い足取りで帰った方も居られようと思います。

年度変りの初日、都心は久し振りにアフターファイブを楽しむ人々に溢れていました。これが為に、冷え切っていたサービス業が少しは潤い、饗する側と饗される側も心豊かになったのかな?これが人間の営みなんだ、と改めて思う宵でした。花見中止って、誰が言ったんだっけ?このままでは、東西南北に細長い日本列島が、さらに中身も痩せ細ってしまう…。

温和で繊細な板垣氏の演出の下、主演の石田氏(NON STYLE)の真摯な芝居、「ギルバート・グレイプ」組、吉本菜穂子ちゃんや菅原永二くんらも、こんな状況で、幕が開いた!芝居が出来る!という感動を味わいつつの舞台でした。

{{capture assign="count"}}14{{/capture}} {{if $count > $epp}} {{if $smarty.request.offset > 0}} « < 前の{{$epp}}件 {{else}} « < 前の{{$epp}}件 {{/if}} | {{math equation="(x-1)/y+1" x=$count y=$epp assign="numloop"}}{{section name=npage loop=$numloop}} {{if $smarty.request.offset+1 < ($smarty.section.npage.index+1)*$epp && $smarty.request.offset+1 > $smarty.section.npage.index*$epp }} {{$smarty.section.npage.index+1}}{{/if}}{{/section}}/{{math equation="floor((x-1)/y+1)" x=$count y=$epp}}page | {{if $smarty.request.offset < $count-$epp}} 次の{{$epp}}件 > » {{else}} 次の{{$epp}}件 > » {{/if}} {{/if}}