三日月に揺られて笑う@絵空箱

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DVC00332.jpg震災直前に開店。あんな事があり、ライブも出来るバーとして、安全の為に劇場側が熟慮して幕を開けられなかった、演劇人を含んだパフォーマー達が、急遽探した表現の場として殺到して、バー単独の開店は月一状態だったとか。

ガラス張り大扉の開放的な入り口の真向かいには、地元で40年の割烹居酒屋「すみれ」。場内は全て同一平面に、平台や黒幕などパフォーマンス用の備品も完備。江戸川橋駅から徒歩5分。業界人には、表現の場としてお勧めというか、俺も何かやりたいね。

実は店長、吉野翼(翼と書いて「たすく」と読むらしい。「助」の意味か。翼を広げてあちこち助けに行く?)氏、花組も、武蔵屋も、そして”おーにょ”も大変お世話になっている「乃木坂コレド」のカウンター奥で、以前勤務なさってました。DVC00333.jpg

念願の店を始められたと思ったら!東日本大震災!改めて何故店を持ったのだろう?と問い直したという。お客様が目耳舌、そして会話を含め、豊かな時を過ごす為に、独自の空間を提供する、その使命を感じたそうです。階上には稽古場も併設している、ビックリな施設です。

その彼のお城「絵空箱」でのBrobon企画。男の性(さが)と女の怖さを描いた、お馴染み土田英生作品。ワイン飲みながら拝見しつつ、豊かな時を過ごしました。終演後、武蔵屋はじめ関係者の皆さんと初日乾杯した店、驚く程リーズナブル!流石、花街(神楽坂)近くという事か?