ウェディング

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豊かな情報を得るまでもなく、他人に対して豊かに接しようとするのに、水を差す人間って老いも若きも居るのだね。最近、他人の立場を慮らず発言するオヤジや青二才に、たまたま接してしまいました。以前もそうした思いに駆られましたが、カラーじゃないし、とブースカ敵対するのを遠慮したのですが、逆に考えれば、頭の良い人は、処世術の基本として回りを説き伏せて優位に立つ事で、自分のポジションを確認して来たのだろうな。自分は今まで自分の位置を疑う事で、「歩く」という動作と同じく「倒れる」事で時を費やして来たように思う。これつまり、根っからの臆病ととも言えるか?苦笑い!苦笑い!

さ、気を取り直して。やりましたね、ロイヤルウェディング!目にも耳にも心地良い儀式。美術や音楽、あらゆる表現という表現が「教会」から発せられていた、西欧の伝統をつくづく思いました。しかし、旦那も嫁も付き添いも、私語が多いね。日本の五十代のおじさんは、ちゃんとなさい!と何度もTVに小言を垂れました。

親族の署名が密室で行われるのが興味深かった。全ての信仰が持っている神秘性がこんな所にも。良く判らなかったのは、キンキラな装束を召した僧侶の序列。一番偉いのは、説教した人?それとも金の杖を持った先導役?上手のマイクを使い、テレビ目線でお言葉を申されたイケメンは、教会の人?生中継の為か、字幕や解説がないんで、ともかく「?」の連続でした。

キャサリン妃となられたケイト嬢、ドレスの裾は遠慮なすったのね。思えば、貴族でない平民(こんな言葉使ってもいいかしらん)の花嫁はお初だっけ?私語といい、もろもろ「親しみ易さ」演出なのだろうか。合唱隊でソロを勤めた少年、あれ名誉な事なんだろうね。ま、何やかや言って、お目出度い儀式をライブ映像で拝見出来るなんて、誠に眼福!眼福!

そうそう、女王陛下は国歌を歌わないのですね(エジンバラ公は歌ってた)。自分を称える歌は自分では歌わないという、ごく単純な理屈を今更に発見しました。