超モダンな楽屋にビックリ!
人は、芸術表現に仮託して、噴き出して危ない事をもし兼ねない感情を、無害なものにしてしまう。だから、表現は誰もが安心して享受出来るのだろう。それはつまり、動機になった感情が100%だとすると、表現という様式に閉じ込められた時、明らかに100%未満に下がる。舞台芸術に「詩」が俳優の発する言葉として現れた時、その「感情」はどうなるべきか?こんなそんなを思いました。
「ばおりん」さん、松嶋屋が演じてましたか。お孫さん朔美氏も仰ってましたが、なかなかお芝居には取り上げられない人物のようですね。おーにょ、いい所へ目を付けましたね。しかし、朔美さん、21年前に演出して頂いた頃から、少しもお変わりのない若さ、ザックバランさ、俺もこんな風に年を重ねられたらな
。
帰宅した途端に、びっくりな光景を目にしてしまった。世の中にはあんな人もいるんだねえ。おい、塩撒いてとくれよ。最近、再開発でネズミが増えたしね。堪んないな。書きたい事も書けなくなった 。
学生当時からお世話になり、花組芝居でも、「怪誕身毒丸」「天変斯止嵐后晴」で生演奏含めてご協力を頂いた朝重さんがお亡くなりになりました。お人柄からにじみ出る丹精な表現で、いつもにこやかに我々に接して下さいました。「身毒丸」の博多公演の打ち上げでは、長浜の屋台での未明までの乱痴気騒ぎにも嬉しそうに加わって頂きました。意欲的に行われていた毎年のリサイタル。昨年11月、勉強だ!と皆で聞かせて頂いた忠臣蔵の演奏会が、お会いした最後でした。ご病気の事は存じていましたが、しっかりとした舞台で、終演後にご挨拶に伺っても、久し振りの再会にお喜びの様子で、お別れする時も名残り惜しそうになさっていたのが思い浮かばれます。本当に有難うございました。
実は初!道学先生。今や引く手数多の中島淳彦氏が座付きで、実質プロデュース集団なのに、この統一感は何だ!聞けば青山氏(演出。そして個人的には過去にラジオドラマでご一緒でした)の厳しい目を経ての人選との事、納得。ともかく俳優陣が出るだけでそれらしいのは新劇以上か?!60~23の年齢振幅は伊達ではない。大介もお世話になった井之上氏の人脈で、TOPSの客席に「歌舞伎俳優」さんたちが 。「男ってさ!女ってさ!」という全体像の上に、漁師の名前を借りた性の奔放さが普遍的に描かれているように見えて、昭和四十年代後半の、しかも僻地故の狭い視野が知ってか知らずか暴露されている。