最近はこれ!

| コメント(0) | 修正

DSC_0002 (13).JPG箱買いしてます、カクヤスで(笑)。


言葉って難しい…。しかし的を得た表現が見付かると、単純に嬉しい。


約30年前、最初に所属していた「劇団ブアハウス」。主宰の大町美千代が脚本&演出を担当していたが、彼女は、気になった言葉を書き留めるノートを持っていた。師匠の寺山修司氏仕込みらしい。小難しい熟語や外国語など無く、平易な単語が並んでいたが、へ~!という表現が随分あった。


このスクラップから、その時その時に必要な、最良の表現を拾っていたのだと思う。平仮名一つ一つの組み合わせで、世界を変える「歌」から出発した寺山氏の伝統なんだろう。


ここ数日、足らないボキャブラリーを補いつつ、これぞと思う言葉を、ウンウン唸りながら組み立てた数行の表現が、やっぱり気に入らない。ご破算かな。ま、時間はある。


DSC_0001 (20) - コピー.JPGこの座長日誌は公式ツィッターに反映されるシステムなのだが、ちょっと不具合があったのか、数回前の一文が埋もれちゃっているようなので。


青山葬儀所に訪れた最初は、寺山氏の告別式だった。その後、幾度が踏み入ったが、先代三津五郎丈の際もここだった。その時の喪主は勿論、後の十代目。そのご本人の葬儀。お父様の際に、参列者に挨拶をしていたお弟子、坂東三津之助丈ももう居ない…。


遺児坂東巳之助君が、ご流派も含めご家系らしい、出過ぎずしかも過不足なく気の届いた、喪主挨拶が見事だった。25歳、振り返れば十二代目團十郎先輩(日芸)は、24歳でお父様を亡くしている。


梨園で、政治力を持った後ろ盾を亡くすというのは一大事である。茨の道であろう。何が出来るという訳ではないが、見守るのが精一杯なのかな…。


コメントする