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黒い糸で繋がった人間と人形が、見事に一体化する様子を連日目の当たりにしている。

人形遣いの目と体は、相手役に向い、殆ど人形そっち退け状態にも関わらず、人形は姿勢を崩さないだけでなく、饒舌に動き、その一瞬一瞬を生きている。糸を持つ手を通して、己れの身体と人形の身体、それぞれの機能が同化している。

「表現」が「本能」にまで高められている!これが「芸」か!!驚異だ!!


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私の「結城座」との出会いは、座長が花組掲示板で両国シアターXで「文七元結」遣ってます~!が切っ掛けでした。初めての体験で、即、座長に質問したのを覚えています。「人形を操っている人と台詞を言っている人は別ですよね?」って。そして、座長からの回答が「一緒ですよ~」って。まさしく「黒い糸で繋がった人間と人形が、見事に一体化」でした!それ以来、歌舞伎演目上演時は毎回観ています。まさか座長が「宦官~」で結城座の人形たちと共演するとは思ってもみませんでした。素晴らしかったです!今回は、那河岸屋さんの半七親分と人形の共演ですね。私の大好きな浄瑠璃の生演奏もあるとのこと楽しみです!あれ?11日は「東急セミナー」二子玉川校で題材「半七捕物帳」?
今から申し込んでみます。

人形遣いが台詞を言い出したのは、明治に復興させた九代目孫三郎氏の発案でした。歌舞伎仕立てを売りにしたのも九代目さんでした。「八丁荒し」と言われました。結城座が掛かると、周辺の小屋は閑古鳥が鳴いたそうです。東急セミナーBEで解説致します。

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