ピーターありがとうございました/ザ・スーパー・カムパニイ

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昨年12月11日に亡くなられた、ピーター事、竹邑類氏を偲ぶ会@博品館劇場。享年71歳、癌だったそうです。

ここの所、2004年に上演した、花組版「和宮様御留(有吉佐和子さんの小説を僕が脚色)」に関しての一文を執筆している。その公演の2年後、新橋演舞場で、その僕の脚色本を演出して頂いたのが竹邑類氏だった。

今思えば、信じられない大顔合せのキャスティング(小川眞由美さん、池畑慎之介さん、波乃久里子さん、英太郎さん、安井昌二さん、松村雄基さん)で、花組からは僕、植本潤、桂憲一、八代進一。水下も花組板と同じ「酒井若狭守」を勤めている。

こんな現場、誰が仕切れるのか!?実際、色~んな事が起こった(苦笑)のだが、慌てず騒がず、稽古でシーンを繰り返す合図「ど~ぞ!」を涼しい顔で仰有る、竹邑氏の様子が愉快で、今やクセが映ってしまい、僕も「ど~ぞ!」派の演出家になってしまった。

前代未聞、劇場借り切って「(司会の田村連氏曰く)芸能大会」がメインの偲ぶ会には、歌踊り演奏、贅沢極まりないメンバー(宝塚の眞帆志ぶきさんとSKDの甲斐京子さん、名倉ジャズダンススタジオ、ピアニスト小原孝氏、その他)で14景!

客席だって、ミュージカル界のスターぞろぞろ、商業演劇系その他、舞台に劣らぬ濃~い顔触れでした。

そんな人脈と経歴を持つ大先輩竹邑さん、あの時、僕の橋本実麗の為、ト書きにないのに、花道引っ込みの「ひんぷくダンス」を自ら面白がって振付してくれた。

類さん、ありがとうございました!


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