変則短編集「組曲『空想』」/空想組曲VOL.11(ネタばれ)

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明日(26日)出演する舞台を、満席の片隅から見るなんて可笑しな気分であります。

男と女の込み入った話が、あれやこれやの手管で表現される。外面の装いと内面の葛藤が同じ空間で交互に現れたり、夫婦の現在と未来が複雑に入り乱れた果てに、その境界自体が消えたり、大戦ゲームになったりetc.挙句に4組のカップルが実は同一人物だったという構成が巧妙!

死んだ妻と会話し続けるギャルソンを演じた高瀬哲朗氏とは、21年前、蜘蛛の巣の上でセックスをした(爆!グローブ座、ペーター・ストルマーレ演出「夏の夜の夢」でボトムとティターニアでした)以来のご無沙汰。


DVC00052.jpgそして、たまたまゲスト出演していた平沼紀久君とは、13年前、パルコ+RUPプロデュース「二万七千光年の旅」でご一緒した。平沼君に至っては、粟根まこと氏の、恋のキッカケをいつも外す課長とのシーンが明転した途端、ん?隣に座っているのは!?状態だった。少し横幅が広がったが、あの当時と変らない人懐こい笑顔で、もてもて部下を演じていた。(悪い!折角の二枚目のピント外した…)


その場面が暗転にして我に返った。明日ここに僕の場面が挿入されるのか。おい、大丈夫か…。こんな繊細でダイナミックで癒される舞台に、この僕が…。ゲスト場面は、ほさか君が全てそれぞれに当て書きしています。


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