諸問題を抱え断絶した家族が、「精霊」のバックアップにより、葛藤を孕みつつも再び一つになる物語。
こう書くと呆気ないが、「精霊」の存在が明らかになるまでに、物事の解明が次の新しい謎を呼ぶという繰り返しで、どうなる?どうなる?とグイグイご見物を引っ張って行く。
その強引なくらいの脚本(佐々木充郭さん)に、硬軟自在な出演者達(坂部さん、岡さん、お久し振り。弘中ちゃん元気一杯)、そして演出松本祐子嬢の力強さ。
一つだけ、あえて提案。闇金のあんちゃん役が幽霊を怖がるようになった経緯(描かれていないのだが)を、主軸の物語に絡ませると、更に統一感が増すように思うが 。
演劇関係者の多い満杯の初日で、そこから流れた僕も含め、打上げも大盛り上がりでした。
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