沙翁劇風な構成を、商業演劇的ゴージャスなタッチで、RSCのセンスと、日本の演劇人達の経験と伝統が、巧妙に融合した舞台。
美術の金井勇一郎氏が、蜷川氏演出「十二夜」の体験を経て、アクリル素材などを使った、陰影を最大限に生かした書割舞台を作り上げた。
モダンな和彩色の衣裳(小峰リリー氏)、耳に心地良い音楽(藤原道山氏)の中、入り乱れる日本語と英語、相容れぬ民族間の溝、加えて宗教戦争etc.今も世界不安の主な材料であるそれぞれが、鎖国前という歴史物語を通して、ダイレクトに突き付けられる。
終演後、咲酒屋と共に、天宮良氏の事務所後輩、相澤一成君(画像中央。「BASARA」で共演した時は、お世話になりました)が働く、表参道の鶏専門店「ひさご屋」へ。どの料理も独創的でしかも超美味!
画像右は、かつて「OINARI」で演出助手としてお世話になった、「演助界の重鎮」坂本聖子嬢。
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