2008年11月アーカイブ

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その七拾弐

「ヒキガネ 2008」が終わって…この一週間ぐらい、眠れない夜を過ごしている。
もともと眠りも浅く、慢性的に寝不足ではあるのだが、今回は一旦寝付くのは早いんだけど…1、2時間、下手すると30分ぐらいで目が覚め、それからしばらくは眠れない。

昼間寝ているワケじゃないし…シラフだから?いや、もしかしたら脳から何か面白いモノが出ているのかも知れない。


渋谷のギャラリー ル デコにMU「死んだ赤鬼/戦争に行って来た(反転)」 作・演出 ハセガワアユム
を観に行ってきた。

4、50分の短編二本。両A面公演と言ってるだけあって、二つともスゴく出来のいい話。思い通りに話が進まない不条理にイライラするのは、すでに戯曲の術中にハマった証拠。

観終わったあと、脳から何か出た…ような気がする。

帰る途中、吉祥寺の街もうかれてた。



その七拾壱

押入れの荷物をひっくり返してたら…演目ごとにファイルにとってある資料の中から、こんなん出て来た。

'95年、再演の「泉鏡花の夜叉ヶ池」のチラシ。

コレは、八代さんと植本さんが宣伝美術プランを手がけた、僕が知る花組芝居の歴史の中で迷わず一番(研修一作目の「櫻姫全傳曙草紙」も捨てがたいけど)だと答える珠玉の作品(あくまで個人的にですよ)。


それにしても、この'95年という年はいろんな意味でハードで転機だったかも。

誓さん演出の「ノスタルジア」に、盛岡で下宿・バイトしながら参加。地方だけど、同期のいない僕に演劇仲間が出来て、これが翌年の「山月記」につながる。

初の利賀フェス参加、「聖ひばり御殿」では儲け役でお客さんも増えたし、この頃から声の出し方が変わってきた。

子供のためのシェイクスピア1作目「ロミオ&ジュリエット」で演出助手を務め、憧れの演劇人の方々の芝居を間近に観て、勉強させてもらった。

そしてこの「泉鏡花の夜叉ヶ池」、みんなが大事にしてる作品で、当然特定のお客様からの風当たりも強く悩んだけど…木原さんからの一言で吹っ切れたし、歌にも自信がついた。

で、この後は、初の海外公演「天変斯止嵐后晴」の準備・稽古で大わらわ、と…。


あまりにどうでもいいコトまで覚えているので、よく高荷さんから「後ろ向きだよね」とバカにされたりするけど、「記憶力」には自信がある。


このチラシを何枚か、椿山荘のイベントでプレゼントしようと思う。

欲しい人がいるなら、そして喜んでくれる人がいるなら、この「すてられない性分」もマンザラじゃないんじゃないかな。



その七拾

お客様からいただいて「日本野球25人 私のベストゲーム」という本を読んでいる。

僕は、性格からか、一種でも真剣に打ち込んだからか、周りと違ってスポーツをプレーヤーとして観てしまう。

「野球の世界に天才はいない」と言う落合博満は、自分が世に出た試合、成績は散々だったが初めてオールスターで4番に座った試合をベストゲームとした。

江夏豊は、公式試合ではなく、引退間近の、ファームでのシート打撃のマウンドで、静かな満足感を得た。

この歳になって読むから、野球ファンにとって意外と思われるようなその答えも、自分に置き換えてわかるような気がする。


昨日昼に、こまばアゴラ劇場へ青年団の「冒険王」を観に行った。
14、5年前、利賀村で初演を観てるんだけど…コレもまた、今この歳になって観るから、個人的にもちょっとノスタルジックな想いを抱いたまま楽しむコトが出来たんだと思う。


夜は、innerchild「i/c」を観に吉祥寺シアターへ。

昔よくあった「自分探し」とは一味違う、「自らの心と、自らの歴史を見つけにいく旅」

もう、圧倒的に「佐藤誓」さんだった。

この人と同じ舞台に立っていたんだ…。

いつかまた、この人と同じ舞台に立ちたい。

(気になるトコがけっこうあるんだけど)観に行ってよかった…そう思う。

とにもかくにも
旅ゴコロを刺激された。

押入れで眠ってる、沢木耕太郎「深夜特急」を呼び(読み)起こし、

そして…旅に出るのだ。(っていつ?)


写真は…金曜、お店で作った「鮭と野菜たっぷりのクリームシチュー」



その六拾九

まずは御礼!

はぶ談戯 vol.12
「ヒキガネ 2008」
11月12〜16日
@大塚・萬劇場
おかげさまで、無事、公演の全日程を終えるコトが出来ました。

観にきてくださった皆様に心から御礼申し上げます。
ありがとうございました!
(ウチからも、秋葉くん、谷やん、内山さん、藤岡さん、辻さんが観にきてくれました。いろいろカブってたり、椿山荘・稽古の準備で忙しい中、ホント感謝!)

個人的にも全体としても、反省点や課題がないワケではないのだけど、この一年の終わり頃に、また一つ素敵な「作品」と大切にしたい「役」にめぐりあえたのは幸運なコトだと思うし、イイ雰囲気で「泉鏡花の夜叉ヶ池」の稽古に気持ちをつないでいける気がする。

そして、僕の芝居を観て何か感じた人達が、「花組芝居」に興味を持って、青山円形劇場に足を運んでくれたら嬉しいな。



その六拾八

昨日から小屋入りで、大塚・萬劇場に通っている。

仕込みだけの昨日は、あわよくば「セカサク」を観にいけるかな?と、早あがりを期待したが叶わず、残念、再演を希望。


はぶ談戯「ヒキガネ2008」は、メチャメチャ自信ある、ってコトではないのだけど…何か…手応えを感じるモノになったと思う。

自分がどうとかではなくて、トータルで、なかなか楽しい(演ってても)作品に仕上がった…ハズ。


物語は…とにかく馬鹿馬鹿しい、ありえねぇ話なんだけど、大人がクソ真面目に演りきるコトで「何かアリかも」って思ってもらえたらいいなぁ…。



その六拾七

お助けください。

客演する舞台のチケットの売れ行きが芳しくなく、ちょっと困っております。

はぶ談戯 vol.12
『ヒキガネ2008』
作・演出 穂科エミ
11/12(水)〜11/16(日)@大塚・萬劇場
チケット
前売(予約も)\2800(日時指定・全席自由)

〈タイムテーブル〉
11/12(水) 19時半
11/13(木) 19時半
11/14(金) 15時・19時半
11/15(土) 15時・19時
11/16(日)13時・17時
上演時間は1時間55分ぐらいです。
(14日昼は割引で\2500になります。15日昼の終演後、トークイベント・ミニライブがあります)

この時期いろいろカブってて何処も大変みたいですが…お時間とお財布のご都合がよろしければ、是非!観にいらしてください。

チケットのお求め・ご予約は…
take-ticket@hanagumi.ne.jp
まで、メールをください。
ご連絡お待ちしております。

3日から、学芸大学のスタジオで集中稽古が始まって、4日の夜に初めて通しをした。
ボロボロ…とは言わないが、全体的にも個人的にも、イイ所と悪い所がハッキリした。


僕はコンプレックスの塊で、無いものねだりが多い。


だから、ええカッコしいをしてしまう。

しかし今回の役は
「駄目なオッサン」なのだ。

愛されようと思わずに、むしろ毛嫌いされるくらい思いっきりダメ人間をさらけだしたい。

その六拾六 Rock my soul.

| 修正



その六拾六

週末、稽古の合間をぬって、谷やん出演の、劇団鹿殺し「電車は血で走る」を観てきた。
少しショッキングで切なくなる話だったけど、2時間を感じさせない、テンポが小気味いい作品だったと思う。
作風が変わったとかではないのだけど…彼らが東京に進出してきてから何回か観ているが、個人的には小さめの劇場で演っている頃の方が好き。

はぶ談戯「ヒキガネ2008」も初日まであと10日、今日から学芸大学にあるスタジオで、朝から晩までの集中稽古のハズだったが…昼は花組芝居のメンバー何人かで「お仕事」をしに千代田区のスタジオへ。

写真は、「お仕事」で共演した3週間ぶりの高荷さん。

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