その七拾 書を捨てないで、旅に出よう

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その七拾

お客様からいただいて「日本野球25人 私のベストゲーム」という本を読んでいる。

僕は、性格からか、一種でも真剣に打ち込んだからか、周りと違ってスポーツをプレーヤーとして観てしまう。

「野球の世界に天才はいない」と言う落合博満は、自分が世に出た試合、成績は散々だったが初めてオールスターで4番に座った試合をベストゲームとした。

江夏豊は、公式試合ではなく、引退間近の、ファームでのシート打撃のマウンドで、静かな満足感を得た。

この歳になって読むから、野球ファンにとって意外と思われるようなその答えも、自分に置き換えてわかるような気がする。


昨日昼に、こまばアゴラ劇場へ青年団の「冒険王」を観に行った。
14、5年前、利賀村で初演を観てるんだけど…コレもまた、今この歳になって観るから、個人的にもちょっとノスタルジックな想いを抱いたまま楽しむコトが出来たんだと思う。


夜は、innerchild「i/c」を観に吉祥寺シアターへ。

昔よくあった「自分探し」とは一味違う、「自らの心と、自らの歴史を見つけにいく旅」

もう、圧倒的に「佐藤誓」さんだった。

この人と同じ舞台に立っていたんだ…。

いつかまた、この人と同じ舞台に立ちたい。

(気になるトコがけっこうあるんだけど)観に行ってよかった…そう思う。

とにもかくにも
旅ゴコロを刺激された。

押入れで眠ってる、沢木耕太郎「深夜特急」を呼び(読み)起こし、

そして…旅に出るのだ。(っていつ?)


写真は…金曜、お店で作った「鮭と野菜たっぷりのクリームシチュー」