本物のホテル(パールホテル両国)の宴会場(実際は会議室だが)で、ホテルの宴会場で起こるスッタモンダを見せるという企画。
達者で個性的な役者が揃い、脚本の展開が早く、小気味が良い。ベテラン漫画家(66歳で逝去)のお別れ会という趣向も面白く、挿入される映像もシャレている。一年だけ相撲部屋に居た、宴会部マネージャーという設定の大車輪屋(とばしや=秋葉陽司)が、極めて手の多い「両国ダンス」を器用に踊る。
現実の場所で、芝居の虚構を如何に説得力あるものにするか?というのは、とてもハードルの高い作業である。観客参加型というのもなかなか厄介。更なる挑戦を続けて欲しい。
「両国」に拘った設定なので、無性に食べたくなり、大車輪屋と主宰の冠仁(かんじ、だからカンムリプロデュースなのか!)君らとで、「江戸沢」ちゃんこ鍋(塩味をチョイス)を食らう。久し振りだったが、矢張り美味い!中国人のお客が多いからか、喋れる店員が何人も居て驚いた。
コメントする