三億円事件/ウォーキング・スタッフ プロデュース

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この公演が終れば、漸く合流する蜂屋(はちや=八代進一)さんを、「桐一葉」組として繰り出して拝見。

ケンメイ(和田憲明)氏の良い仕事を又拝見出来た。

事件の背景にある巨大で黒い影に、翻弄されて行く男(捜査官etc.)達の葛藤が、只でさえ狭いシアター711の空間に、対面式の客席を仮設して、臨場感タップリに繰り広げられる。

ケンメイ氏の演出を2回経験している身として、稽古での修羅がどれ程だったか、俳優達の緻密な演技を見れば良く判る。同時に、音楽と効果音の使い方が、いつもながら秀逸。この濃さが良いのだよね。


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