最近のあやめ十八番作品では出色だと思う。
タイトルが初の片仮名というのが憎い。幕開きからいつもとムードが違うし、前口上を水郷屋でなく笹木皓太君が勤めるのも、いい趣向。
金と女、そしてプライドを賭けた男同士の攻防を、二枚目同士(和知龍範君VS塩口量平君)がやる。これに柳屋の芸者間の妬みも絡むと複雑過ぎるかな?芸者の描写については突っ込み所が多々あるが、何しろ「平成60年!」だからね 。
もっと刈り込めたようにも思うが、ともかく面白かったのは確か。
「ファンファン」は、帰化外国人の蔑称として使われているけど、どうも岡田眞澄氏のお洒落なイメージが付きまとって来るのは、世代だからしょうがないか。
振付(ミヤタユーヤ君)がいいセンス。トニー谷の歌が悲劇を緩和してる。
みんな、「がなる」と言葉が不明瞭になるのが玉に瑕。ちょくちょく出て来る中国語とごっちゃになっちゃう。現場に居る全員が台詞を知ってるから、スルーし勝ちなんだよね、これ自戒も含め。
あのLED、いいな~。外国製らしい。
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