「警察予備隊」発足で賛否双方テンション上がると、舞台が急に「今」と拮抗し始める。それまでは、ちょっとした事で挫折したと思い込んでしまう、矮小な青春ドラマ仕立てなのだが、突然額縁舞台から何かがこちらへ飛び出して来る感がある。
思えば、上演劇場「中目黒キンケロ・シアター」は、愛川欽也氏とうつみ宮土理氏が、手を取り合って生きて来た証の建物でもある。
昭和25年と平成27年、時は大きく隔てても、時代とチャンチャンバラバラする芸能者達の頑張りが、場と呼応している。
波多屋(原川浩明)がチラッと見せる、つらねとタップが見物。
終演後、魚が売りの店に。開演前から調べて当りをつけたが、私の鼻は利いたようだ。そう「中目魚」!お勧めっす!
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