彼女の起原/劇団鹿殺しロックオペラ(ネタばれ)

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オレノ君がベースギターとオルガンを器用に!「(他所ではあるが)鹿の舞台では(演奏するのは)初めてです」だそうだ。

一曲だけ、オレノ君の代りに若手がベースを弾いていた。「弾ける子が入ったんだね」「いいえ、初心者です。ノリがいい奴だから、お前やれって教えたんです」流石、鹿の鍛え方はぶっ飛んでる。

何しろ石崎ひゅーい君がGOOD!初日乾杯の宴席に「祝石崎ひゅーい君初舞台」の横断幕(そういうサービスをする店らしい)!こういう演技センスのいいミュージシャンは、俺ら俳優にとっては何よりの脅威…。ギターのpiggy君も、ドラムの辰巳裕二郎君も、あの緩~い佇まいって、普通の役者は出来ないんだよね、芝居しちゃうから。

母の愛を独り占めしたかった姉が、弟にしてしまった事で辿る、白昼夢のような人生。

姉陶子を演じるチョビちゃんをとても可愛らしく感じてしまう。実は頼もしくて、ある種強かな事は知っているのだが…。舞台を下りてからも、そう感じてしまうのは、俺のオジサン度も上がったもんだ。

終演後、丸尾君の今回の本が唐十郎風だと気付く。色んな材料や条件を物語に組み上げて、時空を自在に飛ぶのが愉快。しかも見事に着地する!

傳田うにチャンの前説のような導入部が巧み。鷺沼さんのフィリピーナ振りがいい。山岸門人君、橘輝君、らが歌って踊ってると何故かホッとする。

客席に藤木孝氏がいらした。違和感がない…。


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