二人三番叟

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三歳の折、歌舞伎座で富十郎(当時鶴之助)丈と猿翁(先代猿之助)丈で見たらしく、激しく踊る二人が、一方は疲れ、一方は手を抜く、という構図は絵としてでなく、そういう「踊り」があるという認識は、「かぶき」と「うたえもん」という単語と共に、物心ついた時には既にあった。

2年毎のお浚い会。那河岸屋(小林大介)と田仁屋(谷山知宏)が懸命に踊っていた。素襖の上部は、花組芝居所蔵、「三国妖狐伝」で日本兵達が、余興で三番叟を踊る件の為に作った物を貸し出した。

剣先烏帽子は、師匠のお手製だろうか?節約の為に、舞台の設えや小道具など、ちょいちょい器用にお作りになると聞いている。

開幕一番だけ拝見して退出、赤坂へ!


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