木蘭姉さん/韓国現代戯曲ドラマリーディングvol.7

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大笹吉雄氏が会長を勤める日韓演劇交流センターが、14年に渡り(隔年で7回目)、韓国で評価された戯曲を紹介して来たお仕事を初めて拝見する。

「鉄瓶」でお世話になった松本祐子嬢が演出し、田仁屋(谷山知宏)が出るというキッカケが無ければ、なかなか足を踏み入れない領域。

「リーディング」とは名ばかり、場面展開が複雑で多いというので、役者が動く動く。果てに舞台上で早拵えまで!

北と南双方が抱える暗部を、寓意も含め、一家族の様々を通して描く。一貫しているのは、「金」に群がる人間の悲劇。彼らに未来はあるのか!?な幕切れが苦い。

昨日のシアターイーストといい、石造りなシアタートラムの空間が実に美しく見える。下手に飾らない方がいいんだね。

谷やんが徹頭徹尾二枚目さんでした。他の出演者さんも個性的なベテラン揃い(谷やんも含めオーディション)で、松本嬢の確かな目!


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