マクベス/寺山修司

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振付のスズキ拓朗君が、寺山初期一幕劇「星の王子さま」を演出するらしい。

最晩年の寺山さんの推薦で、今やアングラ史の記憶となった「渋谷ジァンジァン」で、その登場人物「恐怖の老処女、ウワバミ」を演じたのも懐かしい。そんな会話をしつつ、最後に残った立ち廻り部分の振付が行われた。

大概、前後の芝居を見たいと言う。豊かな感性に突き動かされて発想するアーティストは、基本イメージがありつつも、ここで何が生まれるべきか?に拘り、舞台表現として説得力を追求する。

一定の様式に固執する作品だと、振付師が描く、既成の価値観が優先するかも知れないが、流石コンテンポラリー(その昔、モダンダンスと呼ばれていたが、何故か古典化してしまい、新しく造語されたらしい)!その臨機応変さが素晴らしく、時に行き当たりばったり具合なのが、不肖ながら僕の作り方と似ている。

こんな言い方は誤解を生むかも知れないが、常に自分にビックリしたい!と日々取り組んでる感じ、判るなア…。


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