バクマツ。/ミュージカル座

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「BASARA(2009年)」で共演したオッシー(押田健史君)が出るというんで、パネエ風雨の中、光が丘IMAホール(生鮮食品、衣料品、飲食店、無印、ユニクロetc.何でも揃う駅ビル4Fにあるので、駅に到着したら雨具不必要)へ。


京三条木屋町「池田屋」で起きた新撰組による襲撃事件を題材に、幕末の混乱期で今も様々異説があり、真相は曖昧である所に目を付け、事変回避を狙った町人共の茶番劇から仰天などんでん返し!誰も死ななかった「池田屋事件」を、ミュージカル業界のあちこちで活躍する俳優達59名!が、和太鼓、津軽三味線、尺八、の生演奏という画期的なオリジナル曲で歌い踊る!


「ミュージカル座」は、舞芸(又もや「舞台芸術学院」!)ミュージカル部講師ハマナカトオル氏を中心に、卒業生達で立ち上げたという。そこへ「見上げたボーイズ」という演劇集団を迎えた公演なのだそうだ(オッシー談)。


DVC00082 (3).JPG経験豊富な出演者達の圧倒的な歌と踊り、テンション高い芝居。以前、劇団スイセイ・ミュージカルを見た。ミュージカル業界の実態に疎いので、同様に並べて良いものか判らないが、大きな興行に置いて、今やリスク回避で手を染めなくなった「和製ミュージカル」の創作が、こういった専門の中小劇団で脈々と試みが続いている。


かつて「スカーレット」(「風と共に去りぬ」ミュージカル版。確か海外へ輸出公演をした)や、「写楽」(時代劇ミュージカル。京マチ子、松本幸四郎etc.が出演)などの作品を、東宝という大興行会社が世に出していたと記憶する。


ミュージカル座さんなどが創り出した作品を、更に練って洗練さを増し、もっともっと大きな舞台で披露されるようになると、演劇界も随分変わるよね。


画像は台風一過の夕暮れ。左下に月が…。


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