バックステージの導入部から、アーニーパイル(旧東京宝塚劇場)や赤狩り、さらに大東亜開戦前までさかのぼっちゃう脚本が愉快。竹内一宏氏作曲のダンディな音楽に連れて、過去の因果に絡め取られてタイムスリップしてしまう主人公が、ある目覚めを体験するという、至極すんなりな物語に、360度の客席は瞬きも惜しいムードで独特。
脚本・演出の斎藤栄作君(LEMON LIVE)、幕切れ、きちっと「でも未来には君がいる」というタイトル通りに落とし込む所など、ますます洗練されて来たね、頼もしい限りです。役どころ上、説明台詞が多くてと悩む坊屋(=二瓶拓也)に、ちょっとコツというか、自分はこうしてる、という経験を伝える。
「Woo!!man」で咲酒屋(=植本潤)と共演した岩渕敏司君の刑事がいい感じ。客席に「鉄瓶」のヨネ役、増田眞澄ちゃんを発見。チャラチャラ業界人と共産党の大物を演じ分けた、声優界重鎮井上和彦氏繋がりだそうで、井上氏は「鉄瓶」を見て頂いていて、これまた恐縮!
渋谷で美味い店見つける!「宮崎県日南市 塚田農場」、地頭鶏が売りで、多少店員さんが渋谷風でチャライけど、会社員御用達らしく、冷汁も美味しゅうございました。
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