夏本番

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幾種かの蝉が入り混じって合奏をしている。

公になったので白状しますが、「宦官提督の末裔(2010年)」でクロアチア(ザグレブ)とイタリア(スポレート)へ連れて行って頂いた結城座さんが、来年380周年を迎えます。その記念公演第一弾で、岡本綺堂の名作「半七捕物帳」の脚色&演出を仰せ付かりまして、その準備をデスクワークな日々。

原作中、半七老人が江戸時代の情緒というものを過去のものとして語ったのは、明治に入って間も無く。既に「江戸」が薄まっていたという事だろう。日本人は大事なものを急速に失った。それに気付いた時、最早復元は不可能だった。

もう一つ増えたのが「奇々怪々~老ノ坂のもののけ達~(10月9日/水~14日/月、六行会ホール)」公演。伊藤つかさ嬢(昨年「阿呆浪士」でお世話になりました)と共演する事となりました。


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