カウント/淡仙女

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洋物の振付に、統一した動きをさせる為に欠かせない「カウント」。三拍子やら四拍子、音楽もそれに基づき作曲されていますから、それにピタッと合う振りを付ければ、伝えるにも揃えるにも都合が良いのです。

が、どうも枠に収まり過ぎるので、崩れた面白さを出そうと、わざと小節という区切りを外したりします。すると、どうやら、唄と楽器がずれる三味線音楽に振付けるような、つまり日舞の価値観で存在する「ケツカッチン」的な曖昧さ、ここからこの音までに納めて下さい、なんてな要求を、洋楽振付の際もしてしまうんです。

ゴメンね、「淡仙女」組の皆様。振付だけでなく、素朴なようで複雑ってのが、僕の理想だったりするんで。でも、そんな初体験に、外部の皆さん食らい付いて来て頂けるんで、これだから芝居作りって堪らんのです。


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