『劇場版 国語の時間』と『TATAMU~畳』の二本立て(別料金)という珍しい興行。
乙貝屋(おとがいや=磯村智彦)さんが、花組芝居ではなかなか実現しなかった、恋愛真っ最中な体育教諭を演じる。谷川ちゃんとのイチャイチャ振りが凄まじい(笑)。ちょっと彼のイメージが変わった。
諸説ある日本語の起源や、日本語をローマ字表記にせよ!とほざいた、GHQの青二才将校ジョン・ペンゼルを、日本人の漢字読み書きが100パーセントに近い事を証明して見せた言語学者柴田武氏の逸話などを挿入して、「日本語」の不思議な魅力を、学芸会の台本作りに悩む先生達の可笑しな遣り取りを通して描く。
一方『畳』は、小劇場の劇作家が様々取り上げて来た「東日本大震災」というテーマを、作家の命である台詞らしい台詞を廃し、神話のようなタッチで見せるという、わかぎ女史渾身の作品!見てて、ふと、地球最初の生物にとって、酸素は毒だったという説を思い出した。放射能なしでは生きられない生物が出現したりするのかな
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