若柳禄寿さんがお弟子と共に、ゲストを呼び、お芝居と舞踊ショーの二本立て公演の二回目。昨年に続き、武蔵屋(水下きよし)のユニットでお世話になった、元スタジオライフの寺岡哲君(禄寿氏に師事)からのお誘いで。
大衆演劇の嘉島典俊さんや、WAHAHA本舗の佐藤正宏氏(女形でした。初めてだそうで意外!)に加え、今回、寺泉憲氏や崎本大海君、新内剛士さんがお芝居と共に、ご本業の粋な新内節も披露。
そして、片岡愛之助君が「楳茂都(うめもと)流三代目家元 楳茂都扇性(せんしょう)」として、第二部の切に、「七福神」で禄寿氏と二人立ち、丹精な踊りを拝見した。しかし、ラブちゃん、お忙しい!
第一部のお芝居「恋模様義賊世噺(こいもようぎぞくのよばなし)」は、落語「崇徳院」をモチーフに、四十七士の討入り話まで取り込んだ書き下ろし(池田政之氏)。
プログラムに寄稿文を載せた織田紘二氏(国立劇場顧問)が、新劇と商業演劇の間を行く「中間演劇」の衰退振りを嘆いていらしたが、確かにこのジャンルは風前の灯で、禄寿氏の挑戦は貴重なものです。
日本舞踊に目覚めた寺岡君、頑張って下さい。
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