1月13日

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午後2時から東急BEセミナー(二子玉川校)で「あなたも歌舞伎が観に行きたくなる!」第三期の一回目。


DVC00818.jpg2月日生劇場での染五郎君の復帰歌舞伎公演演目(吉野山、魚宗)を取り上げ、「松本幸四郎」の代々について。


舞踊『吉野山』って演出が様々あって、見比べるのも面白い。むか~し、八代目幸四郎と七代目梅幸が共演した歌舞伎座の大道具、真っピンクな桜が満開で驚きました。並びの腰元含め「鴇色(薄ピンク)」を多用するようになったのは、旧帝劇辺りなんですってね。それ以前は、今の印象からすると泥臭い「桃色」が主だったと聞きます。


『魚屋宗五郎』、二代目松緑の酔いっぷりが見事だった。ちゃんと目が酔うんだよね。ご本人自体酒好きでしたし。


DVC00817.jpg次回(2月3日)は3月国立劇場「隅田川花御所染」を題材にするつもり。戦後、六代目歌右衛門が復活した大南北の作品で、花組芝居の素ネオかぶき『ザ・隅田川』でもストーリーに加えました。


シリーズ途中からの受講も可能なので、どうぞご参加下さい。


夜は劇団「寄り合い」。25年、座員達と問題点を共有しようと、不定期ですが、続けている全体会議(きちっと記録してないけど、70回は優に超えてます)。


DVC00819.jpg昨秋『菅原』の収支をはじめ、今年のあれやかやを討議。


終了後、久し振りに新年会!田仁屋(谷山知宏)と水郷屋(堀越涼)が、それぞれの外部公演の稽古を終え、駆け付けてくれました(って、肝心の二人撮るの忘れた)。


プラス、明日(14日)バースデイの伊予屋(桂憲一)をお祝い!急遽だったんで、コンビニのケーキに有り合わせのロウソクで済ました、ゴメン…。


コメント(2)

講座参加させていただきました。
いつも豊富な知識をさらっとおっしゃっていて、良く覚えているなあと感心いたします。

今月、幸四郎丈活躍ですね。
団十郎丈の休演で急遽ということでしょうが、2演目続けてって、きつくないのでしょうか。年齢も気になります。

 今までにも、急遽休演のため、他の役者衆が代役をしますが、あれってどの方もやれるものなんでしょうか?
又、その際の出演料とか、お礼とか、何より衣装や鬘ってすぐ用意できるのか・・・。つまらないことかもしれませんが、結構気になります。これができるのは歌舞伎界だけなのかとか。

質問コーナーで聞けばよかったなあと、後で思いましたが、ここで。忘れないうちに書いちゃいます。

答えは次回の講座で詳しく、でも構いません。

「代役」身内の経験者というのが安心なのでしょうが、休演者や周辺が、初役として機会を与えようと勧める事もあるようですね。その舞台が好評なら、後々本役として改めて勤めさせ、役者としての株も上がります。本番中も他の役の事を良く見て覚えておけ、というのが昔ながらの教えのようです。代るとなると、休演した家のお弟子達が全て裏をフォローします、お礼の品々付きで。

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