ミリオンダラークインテット/シアターオーブ(ネタバレ)

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客席には、白くなった頭髪をリーゼントにして、シャツの襟を立て、首にスカーフをお洒落に巻いた、往年のロックンロールファンがあちこちに。リピーターもいらっしゃるのか、幕開きからタイミング良く拍手が起こる。


DVC00715.jpg中古の家屋を利用したレコードスタジオ、4年で大手が嫉妬する会社となった「サン・レコード(実在)」。社長が手塩にかけて育てたスターが、一人また一人と移籍して行く(実話)。立場を同じくする自分として、その寂しさは実感がある。


が、そんなしんみりが吹き飛ぶ、全編の大半を占める、50年代ロックの嵐!それら全てを出演者が歌い奏でる。4曲のアンコールを終えると「皆さん、プレスリーは楽屋を出ました」というアナウンスで、客席爆笑な追い出しがGOOD!


終演後、ごった返すロビーにも、還暦を随分以前に越えたであろう善男善女が、興奮気味に会話する様子が微笑ましい。画像はシアターオーブのロビー天井。


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