こちらも25周年

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ご存知『オペラ座の怪人』!ロイヤル・アルバート・ホールでの25周年記念公演。WOWOWで放映されたものを見る。

ワクワクした、日生劇場、市村正親氏の本邦初演(1988年)。花組芝居札幌公演のOFF日に、仮設劇場で見た舞台が録音だったショック。桟敷席がピッタリだった新橋演舞場での一ト月公演(1990年)。ロンドン初演オリジナルキャストのカセットテープが手に入った時は嬉しかった。

その時のファントム、マイケル・クロフォードと、クリスチーヌ役のサラ・ブライトマンが、カーテンコールに出て来る。このマイケル、昔、バーブラ・ストライサンド主演映画「ハロードーリー!」に脇役で出ていた。今思えば田仁屋さんみたいな声音の役者だった。作曲のアンドリュー・ロイド・ウェバーは、たまたま聞いた彼の声に「ファントムが居る!」と叫んだとか。

ロイヤル・アルバート・ホールは巨大なコンサートホールなので、いつもの仕掛けだらけの装置は不可能なのだが、スクリーンの映像をフル活用した、それなりの劇空間を作り出していた。楕円でなく、ちゃんと円形のシャンデリアが豪華だったが、実は落下パフォーマンスはなし。

カーテンコールに、各国歴代ファントムが、サラと共に歌を披露したのだが、ペーテル・ヨーバック(スエーデン出身、英語読みだとピーター・ジョーバック。同じスエーデン人のペーター・ストルマーレは、今やハリウッド俳優でピーター・ストーメイアと呼ばれているように)という人の声が一番、初代マイケルに似ていた。この青年は、次期ロンドン版ファントム俳優なのだそうだ。

この25年、大好きなウェバー版「オペラ座の怪人」が、ずっと僕を刺激し続けて来てくれたような気がする。


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