少女仮面/現代エポック(ネタバレ)

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今年は「少女仮面」流行りらしく、少なくとも四つの上演企画あるそうです(俳小さんは、その中の一つ)。

「現代エポック」旗揚げだそうです。演出が、文学座の小林勝也氏という情報だけで拝見したのですが、ゲスト含め、おそらく30代の新劇系の方々らしく、だからこそ隅々まで説得力のある演技で安心して見られたのは確かです。

勝也氏はおそらくテント芝居のテンションに拘ったと思われ、役者が空間を生めるんだッ!しかも素人演劇風な、自分を見失ってしまう青臭さはなく、腰の据わった安定感を踏まえた、アングラ的な押せ押せ芝居なんで、舞台は汗臭い印象なのだが、見終わると爽やかなのが味噌。

ちょっとした独自の解釈はあるが、戯曲通りの演出で、ここまで見せられるんだね。ここが今様「少女仮面」の規範かも。ここからどうやって飛びましょうかね…。

「貝」役の荘田由紀さんの御母堂、鳳蘭丈が、今時珍しい超狭い小劇場にご臨席でした。知らなかったんで、幕が開き、瓜二つの顔が舞台と客席にあり、一瞬クラクラしました(笑)。


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