大江戸鍋祭/明治座(ネタバレ)

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ちょっとしたカルチャーショックでした。この企画の成立ちを知らず、坊屋がお声を掛けて頂いたから拝見させて貰うという、社長業として久し振りに明治座を訪れたのだが、「入り口に長蛇の列が出来てますが、それをすり抜けて入って下さい」?な指示通り、それはグッズを購入なさるファンの方々なのでした。

場内一杯の婦女子方の一糸乱れぬ拍手と喚声に驚嘆しながら、新装杮落しに大歌舞伎を見たな、という記憶をわざと呼び起こさなければ、師走ギリギリに浜町に来たという実感が吹き飛んでしまいそうな不思議な感覚を終始抱きつつ観劇した。

赤穂事件を判り易く噛み砕き、しかも誰も死なない(吉良館の用心棒達は数多斬り殺されたらしいが)結末が微笑ましい。坊屋もあのチームでは兄貴分なのだそうだ。

千穐楽のお疲れにも関わらず、演出の板垣恭一君と、坊屋さん交えて芝居談義が出来たのが、一週間早い年玉のようで、ホクホクでした。


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