家には高い木があった/弘前劇場

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手法は都会的(例の今時な似非リアリズム風だし、国際交流しているので、仏語の字幕が付いたりするし)なのに、ずっと漂う民俗的な親近感。「おとぼけ」気質と言えばいいのかしらん?東京の演劇人なら、こういうドラマは絶対に「ササクレ感」満載なタッチに創るでしょう。でもそうしない、そうならないのは、矢張り「地のもの」だからかな?好きだな、こういう感じ。

登場人物全てに言外の人間関係があるらしいが、なかなか把握出来ない。こういう芝居は、客席の不用意なシワブキ、ちょっとしたガサコソで、台詞の単語が消え集中が半減する。心せよ、日本人!

一人東京人を演じた相澤君、「BASARA」では思いも寄らなかった、影のある静かなテンションを見せて貰いました。武蔵屋との合宿生活、実はお料理上手と聞きました。今度、仕事抜きで皆と合宿しませんか(笑)?

DVC00432.jpg花組関係者含め、初日の宴、再演で「中澤先生」を勤めた木場勝巳氏や、作・演出の長谷川孝治氏、初演以来の長男役福士賢治氏、珍しく年上の皆さんと酒を酌み交わせて楽しかった。店を出て、何とも怪しげな画像をオマケに…。水やん「それヤバイよ」桂「仕方ないんじゃない?」井上啓子さん「シーッ!」山藤貴子さん「ムフフ」。